福島県産の「きゅうり」はいかがですか?
投稿日 2011年04月13日
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スローフード福島事務局長の遊佐さん(人気酒造)からの呼びかけを転載します。
ぜひ、風評被害で困っている農家を消費者から支援しましょう。
義捐金をお送りいただくのもとても貴重ですが、誇りをもって産品をつくっている人のモノを風評から守り、買い支えていくことが、また大きな支援になりますので。
4/16(土)開催の「座の市」でもきゅうりを販売いたします。
宜しくお願いいたします!
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今、福島では深刻な風評被害で困っている農家がたくさんあります。
まだ、今は季節柄多くの野菜がある時期ではありませんが、これから旬を迎えるきゅうり農家が大変です。市場に出しても通常の半値以下の取引になってしまいます。
福島では葉物野菜は出荷規制があり、その場合、保障があります。
ですが、きゅうりのように規制値に問題ないものは、風評被害でこのような状況になってしまうのです。
●スローフード福島会員の斎藤保行さんのきゅうり●
斎藤さんのきゅうりは、そばかすを中心に基本の施肥をして、昆布粉を入れ、トウモロコシの油粕でトッピングしたという高級胡瓜です。
人間も美味しいものを食べないと元気が出ませんが、野菜も美味しい食べ物を食べさせようと、がんばって作っています。
ですので、ヘタまで捨てずに食べられるのが特長です。
福島県持続性の高い農業生産方式導入計画認定証を胡瓜で最初に受けたのも斎藤さんです。
デパ地下でこの価格の倍以上で売られているのですが、今年は風評被害ですべてキャンセル。ということで、ぜひこの機会に福島の胡瓜を食べてみませんか?
気になる放射性物質は(ハウスですので問題ないのですが)無添加食品販売協同組合検査センターでの検査結果によると、セシウム134が11Bq/kg、セシウム137が検出せず、ヨウ素131が検出せず、でした。
セシウムは検出限界が10Bq/kgですので、ほとんど誤差のような数字ですので、安心して食べられます。
■価格 1箱50本 1,890円税込(5月1日より暖房費が安くなりますので1,785円になります)
■送料(1箱~3箱まで)北海道840円、北東北525円、南東北・関東420円、中部630円、関西735円、中国945円、四国1050円、九州1155円、沖縄1260円
■ご注文方法 直接、斎藤保行さんに、「スローフードの紹介で」とメール又はFAXでお願いします。
sai10@cocoa.ocn.ne.jp
TEL/FAX 024-535-3887
960-8201福島県福島市岡島字竹林23
■お支払い方法 商品といっしょに郵便局の振り込み用紙をお送りしますので、速やかにお振込ください。
4月16日(土)の「座の市」は、「チャリティー座の市」です
投稿日 2011年04月13日
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今回の座の市は、「みんなでつながろう!」を”愛”言葉に、被災地を応援するためのチャリティー座の市として開催します。
○チャリティーTシャツ(2000円)の販売:杉並区の友好都市である群馬県東吾妻町の商工会が作成したチャリティーTシャツで、売上全額を南相馬市へ送ります。
○被災地から出品:
【二本松市より】人気酒造の「吟醸酒粕」と「食べる酒粕」、二本松産きゅうり、手作り味噌
【本宮市より】ジャム、手作り味噌、ドレッシング、漬物
【北塩原村より】山塩アメ、山塩ラーメン
その他、毎回ご好評いただいている、採れたて新鮮野菜や、日本各地からの珍しい逸品、自家製酵母パン、その場で楽しめるたべもの屋台(じゃがバター、ホルモン焼きそば、ビビンバおにぎり、雑穀カレー)も。
当日は義援金募金活動を行います。また、売上の一部を杉並区を通して区が災害時相互援助協定を締結している「福島県南相馬市」及び、「日本赤十字社東京都支部杉並区地区」に送ります。
おいしく食べて、応援しよう!
日々の暮らしを通して、杉並区の元気を被災地に届けよう!
★「座の市」ご案内★
【日時】4月16日(土)11:00~17:00(品切れになったら閉店です)
【場所】座・高円寺エントランス広場(赤いテントが目印です)
【出店者】
ス ローフード長崎/清話会ロハスクラブ・関澤乾物店(高円寺純情商店街)/人気酒造(福島県二本松市)/晴れる屋(高円寺駅西商店会)/ふるさと交流市場/ みどりのわっか《茨城 宮本兄弟農園・茨城 鹿嶋パラダイス・千葉 あいよ農場・山形 sora農場・山梨 Flowers for Lena》/(有)めぐみクリエート/レ・ルルド(スローフード秦野)/LOCAVORE GARDEN
【主催】「座の市」実行委員会(高円寺あづま通り商店会、スローフードすぎなみTOKYO、協働すぎなみ、座・高円寺/NPO法人劇場創造ネットワーク)
http://za-koenji.jp/news/index.php
東日本大震災(東北関東大震災・東北太平洋沖地震) スローフードジャパン・東京宣言
投稿日 2011年04月10日
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スローフードジャパンは昨日(4月9日)理事会を、東京・代官山の「イータリー」で開き、佐々木副会長(スローフードすぎなみTOKYO・代表)が、今回の大震災に関するメッセージを発表しました。
スローフードジャパン 東京宣言
人類の歴史は自然の脅威を克服する過程でもある。
日本人は森林と温暖湿潤な気候に恵まれ、水を活かし水に活かされる食文化を築きながら暮らしてきた。
そこから、自然との調和・共生を目指す生活体系を築いてきた。
しかし自然は、時に荒ぶる姿で私たちを襲い、自然との共生は自然の脅威との共生でもあることを今回の地震・津波災害は改めて私たちに突きつけた。
一方で原子力発電所の事故が起こり、私たちの文明と科学の脆さを思い知らされることとなった。
日本人において“食べる”という言葉は“生きること”と同じ意味で語られてきた。
日本のスローフードは、今回の震災で犠牲となった方々に深い哀悼の意を示し、被災者が早く日常の生活に戻れるよう支援を続ける。
そして、地方にある発電所が都会に電力を供給し、また地方が都会に食料を供給するという関係性を見直し、持続可能な社会システム再生に向け、力を合わせ行動していく。
2011年4月9日 スローフードジャパン理事会一同
スローフード・インターナショナルが、支援の募金を始めました 東日本大震災(東北関東大震災・東北太平洋沖地震)
投稿日 2011年03月18日
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スローフード国際本部は、3月16日、Sloe web で、東日本大震災(東北関東大震災・東北太平洋沖地震)の被害を受けたスローフードジャパンを支援するために、募金を開始しました。
http://www.slowfood.com/donate/pagine/eng/progetti.lasso?-idp=045
以下、日本語訳です。(訳/掛川正幸)
日本の緊急事態
日本の人々は、国土を襲った、最も大きく最も破壊的な国家的災害に直面している。リヒタースケールで8.9と表示される巨大な地震、続いて起きた波の高さが10メートルを超える破壊的な津波が、北東日本の全域を破壊した。数字は悲劇的だ。1万人近くの人が命を落とし、50万人が避難した。スローフードジャパンは、直接影響を受けた街を含め、全国的に多くのコンビビウムが活動し、ひとつのプレシディオ、25の「味の箱舟」を登録している。
スローフードジャパン副会長の石田雅芳は、地震の当日にメールを送ってきた。
「私たちは、犠牲者の情報や、巻き添えになった国内のスローフードネットワークの運命を、知りえません。しかし、この国家的な災害は、仙台のように、街やコミュニティー全体の生活に衝撃を与えます。津波によってさらに打撃を受けた仙台には、スローフードのオフィスがあります。現在、国内の北東地域のメンバーに連絡を取るのが非常に難しくなっています。しかし、私たちは気仙沼が巨大な波に襲われ、八戸ほかスローフードのコンビビウムがある市も、深刻な被害を受けている事を知ってます」
また、石田は、引き続き起きた原子力発電所の不気味な脅威について語る。
「原子力発電所の中の爆発は、地震と余震で深刻な被害を受けた施設に、さらなる警戒を引き起こしました。新しい情報によれば、汚染は短・中期的な住民への健康被害だけではなく、荒廃と日本の食料生産に長期的な被害をもたらすかもしれません。地面の放射能は、何百年も残ります。農業は疲弊し、スローフードの「味の箱舟」のように質の高い生産物は、完全に消滅するでしょう」と、石田は断定する。
世界的なスローフード運動は、日本の協会に哀悼の意を表し、連帯の手を差し伸べる。この基金を通して、私たちは、日本のネットワークが復旧・再建に取り組む間、手助けをしたい。スローフードジャパンは、基金の設立が必要な最も深刻で差し迫った状況であることを、後に確認するだろう。
(*石田さんの言葉は、英文からの翻訳で、原文とは異なる場合があります)
また、スローフードジャパンも募金活動を開始しました。http://www.slowfoodjapan.net/blog/2011/03/17/1099/
日本の歴史に、忘れがたい記憶を刻んだ日から、今日で一週間たちます。家族や友人を失い、築き上げてきた生活を失った人たちに、心からお見舞い申し上げます。でも、けして、一人ではありません。いまは、ただ、元気を出して、頑張って下さい!と、しか言えませんが、こちらの動画をご覧ください。blog’11.03.16-movie
カルロ・ペトリーニ会長からのメッセージ
投稿日 2011年03月16日
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親愛なるコンヴィヴィウムリーダーと、テッラ・マードレ・コミュニティ、日本の友人たちへ
皆様を襲った劇的な災害を、大きな懸念とともに見守っているところです。
私たちが常に近くにいると思ってください。
世界のコンヴィヴィウム、テッラ・マードレのネットワーク、スローフード運動すべてが、いつも皆様と一緒にいることを覚えておいてください。皆様は誇り高い強い国民であり、復興する力を十分持っていることを私たちは知っています。
皆様を独りにしないようにしたいと思います。
いずれ私たちに何ができるかが分かったならば、私たちのネットワークを使って、団結して具体的な支援をできるようにしたいと思っています。
ですから安心していただければと思います。スローフードとテッラ・マードレの友人たちは、一つの民族のようなものです。
そこには国境もなければ障壁もありません。
兄弟たちが手を取り合って、助け合う準備ができています。
親愛の心を込めて
国際スローフード協会会長
カルロ・ペトリーニ(石田雅芳訳)
緊急アッピール!! 東日本大震災(東北関東大震災/東北地方太平洋沖地震)
投稿日 2011年03月14日
カテゴリー その他の話題, イベント告知, メンバーの近況, 各地のコンビビウムから・・・, 国内ニュース, 東日本大震災(東北関東大震災) | 緊急アッピール!! 東日本大震災(東北関東大震災/東北地方太平洋沖地震) はコメントを受け付けていません
支援金の募集を始めます !!
すでにご存じのように、日本の歴史に未曾有の災害が刻まれました。
被災者・犠牲者の方に、心からお見舞い申し上げます。
・SF八戸 →SFよこはまのメンバーがSF八戸のメンバーと電話で接触、SF八戸のメンバーは全員無事の模様。
・SF岩手 →mixi によれば、メンバーは全員無事の模様。
・SF気仙沼 →理事長と直接連絡が取れず(*留守番電話)。その後、無事の情報が入るが、本人には確認が取れず(3月15日午前9時30分現在)。その後、3月15日午後3時15分、友人の方が、本人が家族とともに無事であることを、関係者の方に再確認した、との情報が入りました。
・SF宮城 →前SFジャパン事務局長(仙台在住)と直接連絡が取れず(*留守番電話)。SF帯広のメンバーがSF宮城の事務局長と電話で接触、SF宮城のメンバーの安否は不明。その後、前ジャパン事務局長から mail あり。
・SF福島 →SFすぎなみとSF TokyoBayのメンバーが、事務局長と電話で接触。メンバーは全員無事の模様(私への mail )。
・SF茨城 →理事長と連絡が取れず。
↓2007年に気仙沼で開かれた、スローフードジャパン第4回大会と「スローフードフェスタ」。中央の写真が、SF気仙沼・菅原理事長
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みんな、元気だそう! 頑張ろう!
↓(ごめんなさい。埋め込み方がわからないので)
「東北地方太平洋沖地震」とその被害について
投稿日 2011年03月13日
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3月11日午後に発生しました「東北地方太平洋沖地震」、その後の津波被害などで被災されました地域とお住まいの皆様に、心よりのお見舞いを申し上げます。
また、残念ながらお亡くなりになられた方々に、謹んで哀悼の意を表します。
被災に遭われた地域には、スローフードのコンビビウム、仲間たちが大勢おられます。
2007年に、スローフードの全国大会を開催していただいた気仙沼。あの、美しい港町の風景が、津波によって無残に破壊されていく映像をテレビで見ながら、いたたまれない気持ちに教われました。
また、つい2週間前に今年の全国大会を開催していただいた八戸の街がどうなっているのか、とても心配な気持ちでいっぱいです。
さらに岩手、宮城、福島、茨城など、スローフードの仲間たちが無事であることを祈るばかりです。
世界のスローフードの仲間たちからも、安否を気遣うメールが多く寄せられています。
スローフードベルリンからのたより
投稿日 2011年02月28日
カテゴリー イベント、集会等の内容報告, 各地のコンビビウムから・・・, 海外情報, 食に関する話題 | コメント(4)
スローフードベルリンのメンバー、ベルリン在住の河野章子さんから便りが届きました。SFベルリンでは、毎月1回、テーマを決めて料理作りをしています。今回のテーマは「調味料と香り」で、2月23日に13人が集まって、ベルリン市内で開かれました。この料理作りは、ベルリン周辺の生産物などを使い、これまでも「レンズ豆」「キャベツ料理」「牛肉の食べ比べ」などを行ってきました。メンバーと会合で会ったり食事に行ったりするより、一緒に料理を作ることで、メンバー同士が本当に打ち解け合い、話し合えるようになるそうです。
家庭では、普段たくさんの香辛料を一度に味わうことが不可能なため、さまざま香辛料を使ったさまざまな料理が味わえて、メンバーは大満足だった、と、河野さんは伝えてくれました。
↑(左)焼いたヤギのチーズのカルダモン風味、オレンジの花から採取した蜂蜜添え。(右)キャベツのスープ、ピメントン風味、ショリツォサラミ(スペインの唐辛子味のサラミ)添え↑(左)レッドビーツ(赤蕪)の塩竃焼きの薄切り、生牡蠣ソース和え。(右)タラのタンドリーヨーグルト煮、レンズ豆添え
スローフードベルリンの仲間たちは、来年、日本にやってくる予定です。
Photo by Ulrich Greiner
ピエモンテ州
投稿日 2011年02月28日
カテゴリー その他の話題 | ピエモンテ州 はコメントを受け付けていません
春の気配が感じられる近頃ですが、まだまだ寒い日も続いてますね。
そんな寒い日にはこってりとした料理が良くあいます。
私が通っているイタリア料理教室でも、ここ数ヶ月は生クリーム系の料理ばかりいただいています。
先日フランスからビジネス旅行で帰国した友人、とても疲れているはずなのになずか肌はつやつや。理由は毎日いやという程チーズ料理を食べさせられたから、らしいです。
「つやつやしているのではなく、脂ぎっているのよ!」との事でした。
寒い季節には北イタリア料理。北イタリアといえばカルロ・ペトリーニ会長の生まれ故郷、そしてスローフード発祥の地、ピエモンテ州があります。
ここでピエモンテ州の説明を少し。
ピエモンテの州都は皆さんご存知のトリノです。
北イタリアにはパダノ=ヴェネタ平野というのがあって、イタリア東西に長~く延びる平野で、肥沃な土地と水と交通の便からお米の産地としても有名です。リゾットってありますよね。北イタリアで良く食べられますが、南イタリア人はあまり食べないらしいです。
ゴルゴンゾーラチーズなんかも有名で、しかもガルダ湖より上はオリーブオイルがあまりとれないので、北イタリアのパスタ料理は生クリーム系が多くなります。
後はフランスとの国境があるので、ワインも有名。
イタリアを代表するワイン、バローロやバルバレスコなどの銘柄がそろう土地です。
そんな肥沃で素敵な土地からスローフード運動が発祥したというのも納得がいくことかなと思います。
生野菜を切って、オリーブオイルとアンチョビにんにくのソースでいただく バーニャカウダーもピエモンテの冬の家庭料理です。
土鍋をかけて暖めたソースにつけていただきます。
地元でとれるものを、その土地の風土にあった食べ方でいただくのって素敵ですね!
日本でも冬しか手にはいらないもの、たくさんいただきたいと思ってます。
(HPにも遊びに来てください。)
今年のSFジャパンの活動方針(@八戸大会)
投稿日 2011年02月25日
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すでに「速報」でご案内の通りですが、スローフードジャパン会員総会@八戸で、ぼくのほうからは、今年のスローフードジャパンの活動方針をプレゼンさせていただきました。
日本に約50ある多様な支部(コンビビウム)による多様な活動と、スローフードに参加している多様な人びとこそが、日本のスローフードの力の源泉です。
その多様性に、より多くの人が気づき、輪が広がっていくべく、地道にかつ着実に、演出をしていきたく思っております。
さらに、世界運動であるスローフードの多様性もきちんとフォローしなければなりません。外で起こっていることに敏感であってこそ、初めて日本固有の運動も見出せていけるでしょう。
それらが、とにかく着実にまわっていけるよう、下支えしていきたく思います。
以下に、プレゼン内容を貼り付けておきます。
速報 !! 八戸大会
投稿日 2011年02月21日
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スローフードとは、「食」を通して社会を変え、人の生き方を考える国際的な市民運動です。
そして、その運動は、それぞれの地域でのコンビビウムの活動によって、具体的に展開されています。いま、日本のスローフードには何ができるのか、日本で、地域を通してスローフードという考え方をどのように広めるのか、が問われています。2/6(日)、2010年度のSFすぎなみ会員総会やります
投稿日 2011年01月19日
カテゴリー イベント告知, メンバーの近況 | 2/6(日)、2010年度のSFすぎなみ会員総会やります はコメントを受け付けていません
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2010年度スローフードすぎなみTOKYO会員総会
(+懇親会)
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■ 日時 2011年2月6日(日) 午前10時~午後12時30分
■ 場所 阿佐ヶ谷地域センター 第5集会室
(JR総武線「阿佐ヶ谷駅」下車徒歩2分)
http://www.yoyaku.city.suginami.tokyo.jp/HTML/0004.htm
■ 内容
・2010年の活動内容について
・今年の活動内容について
・メンバー異動状況(現在のメンバーの報告)
・2010年度の決算報告
・2/19のスローフード会員総会(八戸大会)に向けて
・佐々木がスローフードジャパン副会長に選任されるに至った経緯、及びスローフードジャパンの今年の活動
・参加者近況報告
・その他
■ 懇親会 午後1時~3時くらいまで (総会終了後・参加任意)
「ピッツェリア・ダ・パラディソ」
http://www.p-paradiso.jp/cgi-bin/p-paradiso/siteup.cgi?category=2&page=0
(こちらのオーナー・志水さんは、SFすぎなみメンバーです。)
■ 参加費用 懇親会のみ実費 (3,000~4,000円くらい)
カルロ・ペトリーニ会長インタビュー番組放映(1/13)
投稿日 2011年01月11日
カテゴリー イベント、集会等の内容報告, スローフード運動について | カルロ・ペトリーニ会長インタビュー番組放映(1/13) はコメントを受け付けていません
NHK・BSハイビジョンで、13日(木)、スローフード協会会長カルロ・ペトリーニ氏のインタビュー番組が放映されます。
インタビュアーは、『食堂かたつむり』という小説を書いた小川糸さんです。
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プレミアム8 【人物】未来への提言
スローフード協会 創設者・会長 カルロ・ペトリーニ
おいしい・きれい・ただしい「食」を目指して (仮)
BShi 1月13日(木) 午後8:00~9:14
http://www.nhk.or.jp/bs/teigen/
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また、CS放送ヒストリーチャンネルをご覧になれる方は、以下のアメリカの食に関するドキュメント番組も“反面教師”としてとても興味深いので、ぜひご覧ください。
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●アメリカ人は何を食べてきたか
再放送 1月17日(月)~21日(金)14:00~16:00、ほか(1日2話放送)
バーベキュー、ホットドッグ、アイスクリーム・・・。
アメリカ人の生活を一変させ、アメリカ文化の一端を担ってきた“食”の歴史には、数々のアイデア、風変わりな発明、大胆な開発者のエピソードが隠れている。
アメリカ人が愛する食べ物、そしてその背後にある興味深い逸話を、作家、食品開発者、ポップカルチャー評論家、雑誌記者、産業史研究者、大学教授などの専門家たちの解説や思わずよだれが出そうな映像とともに紹介するシリーズ。
#1シリアル/ #2ピザ/ #3ホットドッグ/ #4アイスクリーム/ #6スナック #7クッキー/ #8バーベキュー/ #9液体調味料/ #10缶詰/ #11祝祭日のごちそう
●コカ・コーラ~”本物”の裏の本当の話~
再放送 1月17日(月)23:00~24:00、ほか
●バドワイザー ~ビールを文化に~
再放送 1月18日(火)24:00~25:00、ほか
スローフードすぎなみの2010年の活動内容
投稿日 2011年01月03日
カテゴリー イベント、集会等の内容報告, スローフード運動について, フォーラム | スローフードすぎなみの2010年の活動内容 はコメントを受け付けていません
昨年2010年は大変お世話になりました。
今年2011年もどうぞ宜しくお願いいたします。
今月末、2010年度のスローフードすぎなみの総会を行う予定です。
そして、2月19日(土)に、八戸にてスローフードジャパンの会員総会が開催されます。
今年は役員の改選があり、日本のスローフードも新たな展開を見せることになるかと思います。
スローフードすぎなみは、昨年の活動を踏襲しつつ、できることを着実にやりながら、さらに一歩を踏み出せるよう、活動していきたいと思います。
以下に、2010年の活動内容を記しておきます。
2009年のスローフードすぎなみの活動報告
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10464857320.html
2009年度のスローフードすぎなみ総会(2010.2.27)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10469885946.html
スローフードジャパン会員総会(3/5-/6、奈良)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10476287940.html
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10477053592.html
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10477609572.html
3/14(日)高井戸でハンガリー料理教室
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10478727483.html
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10482014647.html
3月のSFすぎなみミーティング(3/20、@代官山イータリー)
http://www.slowfood-suginami.com/slow_move/2010/03/271/
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10487609290.html
ヤマガタサンダンデロにて会食(奥田政行シェフ、4/15)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10509857033.html
スローフード勉強会@西荻窪(4/17)+スローフード立川ツアー(4/24)
http://www.slowfood-suginami.com/forum/educ/2010/04/482/
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10511454917.html
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10520604430.html
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10521315215.html
農業学生グループSOLAメンバーとの交流会(5/13[木])
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10527406117.html
スローフードジャパン第17回理事会(5/22)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10542536039.html
宮崎和牛を食いつくせ!!~学生200人BBQ@多摩川~(6/19)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10545853963.html
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10567915103.html
「親子で見つけよう! ほんとうの味」vol.12
「スパイスのいろいろと手作りインドカレー教室」(6/26〔土〕)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10550460640.html
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10570199492.html
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10574506512.html
宮崎×高円寺×学生 「どげんかせんと宮崎!」開催(7/24)
http://www.slowfood-suginami.com/forum/foods/2010/05/538/ (口蹄疫緊急アピール)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10576314627.html(ミーティング)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10597390541.html(内容)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10600447627.html(当日の様子)
イータリー代官山2F“オステリア・イータリー”にてスローフード懇親食事会(8/19)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10623666152.html
「内藤トウガラシを地元新宿で味わう会」(9/12)
http://www.slowfood-suginami.com/peperoncino_di_naito/2010/09/1041/
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10646280288.html
地域マルシェ「座の市」(高円寺)スタート(9/18)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10618388528.html(案内)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10650691534.html(出店内容)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10652798902.html(当日の様子1)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10653726193.html(当日の様子2)
ハンガリーの家庭料理「レチョ-」(9/19のハンガリー料理教室)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10639623625.html(案内)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10655426968.html(当日内容)
スローフード協会副会長ヴァンダナ・シヴァ氏講演・インタビュー(9/29)
http://www.slowfood-suginami.com/forum/foods/2010/10/1115/
Mid-Mrarket(東京ミッドタウン)にて山形の笹原さんヘルプ(10/8)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10671400825.html
第2回「座の市」開催(10/16)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10675136268.html(出店内容)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10679356994.html(当日の様子)
ハンガリー・パスタ料理教室(10/17)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10676684168.html(内容)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10680323317.html(当日の様子)
スローフード講演会(10/24、高円寺)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10686115959.html
第3回「座の市」開催(11/20)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10704476011.html(出店内容)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10713595711.html(当日の様子)
手作り忘年会(「お米」をテーマにテッラ・マードレ・デーイベント12/5)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10723258877.html(概要)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10728285619.html(当日の様子①)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10729181560.html(当日の様子②)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10730243704.html(当日の様子③)
ハンガリーのクリスマスケーキ“ベイグリ”作り(12/12)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10735084894.html
第3回「座の市」開催(12/18)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10737286317.html(出店内容)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10741379781.html(当日内容)
12/18(土)第4回「座の市」開催します!
投稿日 2010年12月16日
カテゴリー イベント告知 | 12/18(土)第4回「座の市」開催します! はコメントを受け付けていません
12月ですが、今週土曜日、第4回「座の市」を開催します!
ぜひ、会場へお越しください!
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第4回「座の市」出店予定者
12/18(土) 11:00~17:00
「座・高円寺」前広場にて
(雨天のときは、劇場内エントランスロビーにて開催)
http://za-koenji.jp/guide/index.html#link2
●ふるさと交流市場
●「みどりのわっか」
●LOCAVORE GARDEN
●スローフード長崎
●ダイヤモンドスター
●(有)めぐみクリエート
●清話会ロハス倶楽部+関澤商店
●レルルド(パン)
●ひだまりママのオーガニック便
●松本開運堂
●マラウィのハチミツ
12.05 テッラ・マードレ・デー参加イベント
投稿日 2010年11月28日
カテゴリー その他の話題, イベント告知, メンバーの近況 | 12.05 テッラ・マードレ・デー参加イベント はコメントを受け付けていません
スローフードインターナショナルは、昨年から、世界同時イベントとして、「テッラ・マードレ・デー」を提唱しています。これは、世界のスローフード支部(コンビビウム)が、“母なる大地”の食を通して、つながろうというものです。昨年は、生物多様性をテーマに、スローフード長崎の岩崎さんから、多様な固有種の大根や蕪を送っていただきました。今年は、それをさらにバージョンアップして、新たに『コメ』を取り上げます。果たして、どんな会になるやら……。参加される方は、何か一品、会場で料理を作るか、ご持参ください。あッ、それと飲み物もお忘れなく。
( ← 写真は、去年の様子)
期日:12月5日(日)終日 (出退場自由)
場所:新宿区四谷地域センター11F調理工作室http://www2.odn.ne.jp/~hao65350/about.html
会費:スローフードメンバー¥500円 非メンバー¥1,000円
PS:このところ時間がとれず、更新が停滞しています。ゴメンナサイ。
第3回「座の市」11/20(土)開催!
投稿日 2010年11月14日
カテゴリー イベント、集会等の内容報告, イベント告知 | 第3回「座の市」11/20(土)開催! はコメントを受け付けていません
第3回「座の市」は、出展者も過去2回と少し入れ代わり、新たな展開です。
森田さんの呼びかけにより、杉並区内の生産者も杉並野菜をブース販売していただけます。
スローフードの仲間も、山形、秦野、長崎から出店。
ぜひお越しください!
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第3回「座の市」出店予定者と出店内容
11/20(土) 11:00~17:00
「座・高円寺」前広場にて
(雨天のときは、劇場内エントランスロビーにて開催)
http://za-koenji.jp/guide/index.html#link2
①●ふるさと交流市場
交流自治体の特産品
②●「みどりのわっか」
*茨城 宮本兄弟農園
堀たて!新れんこんbyレンコン3兄弟
*茨城 鹿嶋パラダイス (自然栽培) 自然栽培 天日干し 新米、さつま芋
*千葉 あいよ農場 (有機無農薬)小松菜、じゃがいも、里芋、人参 (葉付き)、きゃべつ
*山形 sora農場 (有機無農薬)平飼い卵、長ネギ
*山梨 Flowers for Lena ドライフラワー
③●自然食(高円寺ルック商店街)
完全無農薬・有機野菜 仙台 大滝自然農園
【八木澤商店】いわて丸むらさき 丸大豆醤油、いわてヤマセン生揚醤油
【倉敷味工房】もみじおろし ごま入り ゆずポン酢、瀬戸内塩ポン酢、京加茂「千鳥」米酢
【五味商店】ホタテ貝柱入 生のり佃煮、うすくち生のり佃煮
【久原本家】博多 トマトのうまだれ、キャベツのうまだれ
【戸谷】大阪 わさび茶漬、いわし茶漬
④●ダイヤモンドスター
タイ産マンゴー
⑤●晴れる屋(高円寺駅西商店会)
じゃがバター、晴れる屋特製『やみつき』ドレッシング
⑥●入広瀬山菜組合(新潟県魚沼市)
魚沼産コシヒカリ新米
●石川菓子店・菓子匠喜多屋(宮城県大河原町)
こがねもち、四方焼き、かりんとまんじゅう、ハーブ菓子
⑦●JA杉並
ダイコン・サツマイモ・ コマツナなど
⑧●清話会ロハス倶楽部+清水茶寮(せいすいさりょう)
バジルペースト
岩しみず(愛媛と高知の山あいに自然に生えているお茶葉を摘んだ逸品。
自然栽培、無農薬、 無肥料、天日干し)、バーベナ茶
●スローフード山形(山菜屋.com 遠藤商店)
赤かぶ、赤ねぎ
●天洋丸(スローフード長崎)
エタリの塩辛
自転車飯の素
天洋丸の煮干いりこ
⑨●めぐみクリエート
寒じめほうれん草、セロリ、ふじリンゴ
食用ほおずきジャム
⑩●自家製酵母パンの レ・ルルド(スローフード秦野)
バケット、フルーツとナッツのカンパーニュ、クロワッサンなど
丹沢茶、キウイ酢など
⑪●ひだまりママのオーガニック便
☆キッチンカー(スローフード秦野)
玄米、黒米おにぎりセット、玄米焼おにぎり
どくだみぜりー(白玉入り)、カボチャのパンナコッタ、黒ごまプリン
⑫●カフェ アンリ・ファーブル
オーガニックコーヒー
●LOCAVORE GARDEN(どんまい福祉工房)
苔玉
パン、クッキー
座・高円寺 http://za-koenji.jp/
生物多様性条約第10回締約国会議への意見表明
投稿日 2010年10月19日
カテゴリー その他の話題 | 生物多様性条約第10回締約国会議への意見表明 はコメントを受け付けていません
スローフードジャパンの生物多様性チームが中心となって、開催中のCOP10に向けて、スローフードとしての見解がまとまりました。19日には農林水産大臣と環境大臣に提出される予定です。
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生物多様性条約第10回締約国会議への意見表明
生物多様性をめぐる状況と課題-種(たね)と味の多様性を守ることの重要性-
1.生物多様性をめぐる状況と議論について
(1)生物多様性をめぐる危機的状況と生物多様性条約第10回締約国会議の意義
地球上には、数え切れないほどの生物種が、それぞれの環境に応じた相互の関係を築きながら多様な生態系を形成している。その意味で、地球はきわめて多彩ないのちの賑わい、すなわち生物多様性に満ちた惑星といえる。われわれの暮らしは、その恩恵を受けて成り立っている。
生物多様性は、地域それぞれの環境や歴史により育まれている。従って、地域固有の歴史の中で育まれた生物がそれぞれにふさわしい環境で生き続け、健全な生態系が持続するように、人間の活動自体を自然に調和させることが必要とされる。
しかし、世界的に産業化・近代化が進展するにつれ、環境破壊など人間の活動の負の影響により、数多くの生物種が減少・絶滅の危機に瀕し、健全な生態系は崩壊し、生物多様性をめぐる状況は大変な危機に瀕している。
こうした中で、この度、日本の愛知県名古屋市において、10月18日から生物多様性条約第10回締約国会議が開催されるが、生物多様性の危機的状況を打開する上で、この会議の有している使命はきわめて大きいといえる。
(2)COP10などを契機とした日本国政府による広報活動と生物多様性を重視した農業への転換
翻って、第10回締約国会議の開催国である日本は、四季の変化に富み、四方を海に囲まれた島国であり、南北に国土が広がり、その中央を急峻な山脈が縦断し、全体として地形の起伏が大きい。四季の変化に富み、全体として豊かな森林に覆われつつ、多様な生態系など豊かな自然に恵まれている。そうした環境を活かして、地域性豊かな暮らしが各地で育まれ、営まれてきた。
しかし、特に第二次世界大戦後の高度経済成長を経て、大量生産大量消費の社会システムへと変化するとともに、環境破壊が進み、生物多様性をめぐる状況は急激に悪化している。
こうした中で、近年は、ようやく持続可能な社会への本格的な転換が模索され、生物多様性に関しても、2008年に生物多様性基本法が制定され、2010年にはこれを受けて生物多様性国家戦略2010が策定されるなど、危機的状況への対応が図られはじめている。
さらに、2010年10月にCOP10が日本の愛知県名古屋市で開催されることなどに伴い、これまで一般的になじみのなかった生物多様性に関する広報活動が政府関係機関などを中心に進められている。また、学者・研究者やジャーナリストにより、生物多様性に関する学術論文のみならず一般向けの著書や特集記事などの刊行が相次いでいる。そうした中で、日本において、生物多様性という言葉自体は次第に耳にするようになりつつある。しかしその内容については依然としてほとんど知られていない。このことは、生物多様性をめぐる状況が危機的な中で、きわめて由々しき事態であるといえる。
こうした中で、日本国政府は、COP10において、手つかずの自然における野生種の問題のみならず、農地や雑木林、ため池、草地など農村に広がる空間である里地里山に焦点をあてつつ、農業と生物多様性の問題について積極的に取り上げ、「生きものへのまなざしを取り戻そう」などをキャッチフレーズとして、有機農業をはじめとする環境と調和し生物多様性に重視した農業を推進することを唱っている。
実際、たとえば兵庫県豊岡市において、絶滅機危惧種であるコウノトリと水田農業の関係を再認識し、かつてのようにコウノトリを育む水田農業を確立し、地域社会を変革していく取り組みなど生物多様性を重視した農業の推進が各地で広がりつつある。こうした取り組みは、「農業は自然の営み(生物多様性と物質循環)に支えられており、農業の展開の中で自然は豊かになってきた。そしてたくさんの人々がその営みに参加してきた」という自然共生型農業などと表現できる農業観に基づき進められており、高く評価できる。
(3)野生種にとどまる生物多様性の対象の拡大と作物や家畜の遺伝的多様性や種の多様性を保全することの重要性
しかし、生物多様性の対象は、大変残念なことに、依然として野生種にとどまっている。作物や家畜は生きものとして捉えられていない。そのため、作物や家畜の遺伝的多様性や種の多様性が急激に失われていることは取り扱われず、その事実は全くといってよいほど知られていない。こうしたことの背景には、高度経済成長期以降推進された近代農業=工業化農業において、作物や家畜が命ある存在ではなく、生産性や経済性の観点からモノとして捉えられ、扱われてきたことに起因するのではないかと思われる。モノとして捉えられるうち、日本に暮らす人々の感覚も作物や家畜が命あるものとして認識できなくなったのではないか。そのため、スーパーに行って陳列棚に並ぶ大きさや色、形が画一的な野菜を見ても、不自然と思うどころか、そうでないと逆に納得しない人々が日本では大半になってしまったのではないか。
いずれにせよ、作物や家畜も命ある生きものとして捉え直し、生物多様性の対象として認識し、その遺伝的多様性や種の多様性が急速に失われていることをまず広く人々に知らしめる必要がある。
日本では、特に高度経済成長期以降、生産性や経済性を過度に追求した結果、生産者は自ら種を採ることをやめ、毎年、国公立農業研究機関や種苗会社など外部から種を買うのが当たり前のことになってしまっている。その結果、例えばダイコンが生産性に優れた青首の系統に急速に画一化し、各地にあった多種多彩な地ダイコンが消滅の危機に瀕するなど、生きた文化財である伝統品種・地方品種を次々に失っていき、作物の遺伝的多様性をほぼ喪失してしまっている。
こうした作物の遺伝的多様性の急速な減少は、第1に、近親交配による繁殖能力の低下をもたらし、やがては種の絶滅につながる可能性があることが人々に認識される必要がある。
第2に、1840年代において当時主食であったシャガイモの遺伝的画一化が招いたアイルランドの大飢饉のように、一度に特定の病虫害などにやられて食糧危機を招く可能性が危惧されることが広く知られる必要がある。さらにいえば、今日の作物の遺伝的画一化は、多くのケースで1840年代のアイルランドのジャガイモ以上の画一化が進んでいることが認識される必要がある。
第3に、伝統品種・地方品種は、地域の風土に根ざしたものであり、環境適応が進んでいるため、全般的に病虫害に強く、里地里山の保全をはじめとして農業における生物多様性を守り、育むのに適していることが認識される必要がある。
第4に、伝統品種・地方品種を基礎とした地域の個性的で多彩な食文化=味の多様性が危機に瀕していることが広く知られる必要がある。同時に、地域の個性的で多彩な食文化やローカルフードシステムが、伝統品種・地方品種を支えている。両者は相補的な関係にあるが、そのことがよく認識される必要がある。
(4)ジーンバンクの限界と生産者、さらには市民参加による作物および家畜の遺伝資源管理の必要性
作物や家畜の遺伝的多様性や種の多様性の低下に対しては、1960年代以降、作物や家畜など生物遺伝資源の収集・保存を行うジーンバンク(遺伝子銀行)などが各国に設立されてきた。たしかに、ジーンバンクによる対応は、将来の利用に資するために遺伝資源を集めるということ、つまり、遺伝的変異の喪失を防ぐという点では一定の効果をあげているといえる。
しかし、ジーンバンクによる保全は、実社会の生態系の中の遺伝資源の喪失には有効な手立てにはなっていない。また、そもそも、ジーンバンクに保全された遺伝資源の管理は基本的に国公立農業研究機関や大学で行われ、利用は研究者や種苗会社、食品・農業メーカーであり、一部の例外を除いて生産者、ましてや一般市民は排除されている。また、目的についても、なくなりつつある遺伝的な多様性を保全するというよりも、むしろ遺伝資源を将来の品種改良の素材に使うことにある。
長く伝統品種・地方品種を守り育んできた生産者は、先にも記したとおり、高度経済成長期以降、生産性や経済性を過度に追求した結果、自ら種を採ることをやめてきた。同時に、品種改良や保全を行うには生産者自らが行うのは効率的ではなく負担が大きい、品種の交雑が完全には防ぎにくいなど近代的な品種改良においては十分な設備や科学的知識がないなどの理由から、生産者は実際的のみならず、制度的にも品種の保全や改良から排除されるようになっている。国際的に作物や家畜の遺伝資源がきわめて重要な知的財産権の対象と見なされるようになる中で、いわゆる育成者権が強化されてきており、生産者が慣行的に無償目的で自家増殖を行って生産された種苗やそれによって得られた収穫物にも効力が及ぶようになってきた。日本における現行の種苗法の下では,「種苗法第21条第2項および第3項」で規定されるように、栄養繁殖などの制限が行われながらも生産者の自家採種による種子の自家増殖が依然として認められてはいるが、将来的には禁止される可能性があり、大いに危惧される状況となっている。
持続的な作物や家畜の遺伝資源の利用のためには,これまで歴史的に遺伝資源を利用してきた農民の中で行われることが望ましい。作物や家畜は農業生態系の中で必要な形質を発現・適応を続けることが明らかになっており、ジーンバンクのみの保全はこの適応過程を凍結することにつながる。こうしたことは、従来の伝統品種・地方品種のみならず、新たに風土に適した品種づくりを進める際にもあてはまる。従って、今後、生産者、さらには広く市民参加による作物や家畜ほかの生物資源の遺伝資源の利用・管理が必要といえる。
また、生きた文化財としての伝統品種・地方品種というとらえ方を深く掘り下げる必要がある。
2.農業における生物多様性をめぐる課題
こうした状況の中で、農業における生物多様性をめぐる課題としては次の9点が指摘できる。
第1に、生物多様性とは何か、なぜ今問題になっているのかを広く人々に知らしめる必要がある。中でも、農業における生物多様性、特に、作物や家畜の遺伝的多様性や種の多様性が急速に失われていること、そのことのもたらす危機的状況や原因などについて広く人々に知らしめる必要がある。
第2に、そうした多様性の喪失が、味の多様性の喪失をもたらしていることを知らしめる必要がある。
第3に、対応のあり方として、伝統品種・地方品種などでは、ジーンバンクではなく、実際の農地で保全を行う生息域保全の取り組みが特に必要となる。そのためには、生産者による自家採種など作物や家畜の遺伝資源保全に関して生産者、さらには市民の参加が必要であること、農業のあり方や食べ方、加工方法など食文化を含むまるごとの保全が必要となる。
そのためには、①種を守る基盤を再生するため、生産者の自家採種を基本としつつ、種を守っている人たちにスポットをあて、地域で守るべき伝統品種・地方品種のリストアップを行い、復活の取り組みを進めること、②伝統品種・地方品種の加工や料理の方法を掘り起こし、見直しつつ、広く伝統品種や地方品種の存在意義についての理解者を増やす取り組みを進めること、③風土に適した新たな品種づくりを生産者の自家採種をもとにして進めること、④こうした取り組みに積極的に都市生活者や消費者が参加すること、⑤食べ方や加工方法など地域固有の食文化の保全をあわせて積極的に進めることが必要である。
第4に、生産者の自家採種や品種づくりについては、近代農業が進められる中で、先に記したように、科学的管理が困難などの理由により、事実上否定されてきたが、生産者の主体性や農業の全体性の回復の問題を含めて、農業研究機関や種苗会社とは異なる生産者固有の技術や知識体系として再評価および掘り起こしを早急に行う必要がある。
2009年10月3日に日本において開催されたテッラ・マードレにおいて取りまとめられた呼びかけ文「農業における生物多様性の再生に向けて」(別紙)で示されているように、種(たね)を採り、守っていくという作業は実際には大変であるが、種を採って作物を育てることで作物への思いが深くなる。同時に、種(たね)から始まって、収穫し、花が咲きふたたび種(たね)に至るという作物の一生を知ることで、いままで見えなかった個性や特性、欠点などが感じられるようになる。作物の栽培技術を習得しても、種(たね)を自分で育成しなければ、その作物の個性を知って活かすことはできない。また、自家採種を繰り返すことにより、当該の品種の環境適応が進んで風土に適合したものとなり、病虫害などへの抵抗性が強くなる。
第5に、生産者、さらには市民による種(たね)を守るネットワークを形成して、やがて、国を越えた地球規模での種を守るネットワークに発展するように相互に交流し支援し合うこと取り組みを進めていく必要がある。
以上の課題について、スローフードでは、地域の大切な農産物や水産物、あるいはその加工品であるが、今日のような経済至上主義の社会的風潮の中では絶滅の危機に瀕しているものをリストアップし、必要な支援を行うアルカやプレシディオなど「味の箱舟」プロジェクトなどを長年進めてきた。今後は、日本において、このプロジェクトの充実を図りつつ、個々のアルカやプレシディオの生産基盤を強化し、アルカやプレシディオの生産者が地域を越えた相互連帯を進めていくこととしているが、そうした取り組みの重要が、広く知られる必要がある。
また、生産者と消費者とを結び付けることも重要性である。このことは、学校の菜園で自家採種を含む作物や家畜の生産を行い、生産された農産物を料理して給食に供するスローフードにおける食育の取り組みである「スクールガーデン」のような教育のプロジェクトを含む。また、農産物直売所や産直など、流通過程を短縮して生産と消費をダイレクトに結び付ける取り組みも重要である。
第6に、こうした取り組みの主体としての小規模生産者の重要性の認識が必要である。種(たね)や味の多様性を守るには、工業化農業の主役であり、過度に生産性や経済性を重視している大規模経営や企業的経営は適しているとはいえない。
第7に、地域の伝統的な食品加工業者や料理人の果たす役割の重要性の認識の必要と連携の強化、支援が必要である。地域の伝統的な食品加工業や料理は、長い歴史をかけて地域の風土、さらには農業と密接につながり、地域固有の食文化を形成してきた。従って、その存在は、地域の生産者にとっては元来密接で不可欠なものといえる。地域の食品加工業者や料理人と地域の生産者との連携を進めることにより、相補的な関係は強固なものとなり、同時に、生産から消費に至るフードシステムの距離を短縮することが可能となる。
また、地域の伝統的な食品加工業者や料理人は、固有の知識や技術、経験を有しているが、小規模生産者同様、経済至上主義の風潮の強い現代社会においては、絶滅の危機に瀕している。そのため、その知識や技術の継承、さらには後継者の確保を含めて食品加工業者や料理人への支援を行う必要がある。
第8に、地域の自然環境に適合し、生物多様性を重視した農業(さらには漁業)、食品加工、流通、さらには消費者の食卓に至るローカルフードシステムを、地域全体で支えてサスティナブルものに確立する必要がある。
第9に、種(たね)と味の多様性が守り、育まれて、はじめて、里地里山を含む農業における生物多様性の保全が可能となることがきちんと認識され、種(たね)と味の多様性の問題が生物多様性をめぐる議論の中心的な課題の1つとして位置付けられる必要がある。
第9に、以上の課題の解決のため、必要な公的支援が行われる必要がある。
スローフードとしては、山積する課題に対処するため、これまで以上に取り組みを強化することとしているが、生物多様性条約第10回締約国会議への意見表明として、種(たね)と味の多様性の重要性について、特段の提起を行うものである。
以上
2010年10月18日
スローフード国際本部 会長 カルロ・ペトリーニ
スローフードジャパン 会長 若生 裕俊
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農業における生物多様性の再生に向けて
現在の農業において、危機的に感じるのは、種が生産者の手から離れてしまっていることです。生産者の本来の姿は、種を自分で採ることを基本としながら、その土地や風土にあった作物を育て、守り、伝えていくことだと思います。
しかし、わが国では、特に高度経済成長期以降、生産性や経済性を過度に追求した結果、生産者は自ら種を採ることをやめ、毎年、種苗会社など外部から種を買うのが当たり前のことになってしまいました。
その結果、例えばダイコンが生産性に優れた青首の系統に急速に画一化し、各地にあった多種多彩な地ダイコンが消滅の危機に瀕するなど、生きた文化財である伝統品種・地方品種を次々に失っていき、作物の遺伝的多様性をほぼ喪失してしまっているように思われます。こうした作物の遺伝的多様性の急速な減少は、第1に近親交配による繁殖能力の低下につながり、やがては種の絶滅につながる可能性をもたらしています。第2に1840年代において主食であるシャガイモの遺伝的画一化が招いたアイルランドの大飢饉のように、一度に特定の病虫害などにやられて食糧危機を招く可能性をもたらしています。さらにいえば、今日の作物の遺伝的画一化は、多くのケースで1840年代のアイルランドのジャガイモ以上の画一化が進んでいることを忘れてはなりません。第3に伝統品種・地方品種に支えられた地域の個性的で多彩な食文化の消滅の危機をもたらしています。
さらに、生態系の多様性に関しては、生産性や経済性の過度の重視に基づく近代農業の下では、殺虫剤や除草剤などの様々な農薬が開発・使用され、作物以外の植物や昆虫、微生物は全て排除の対象となり、田んぼや畑が農作物と同時に生み出している多種多彩な動植物が存在の機会を失い、その多くの動植物が絶滅危惧種に指定されています。
作物の遺伝的多様性や種の多様性の低下に対しては、1960年代以降、作物遺伝資源の収集・保存を行うジーンバンク(遺伝子銀行)が各国に設立されてきました。たしかに、ジーンバンクによる対応は、将来の利用に資するために遺伝資源を集めるということ、つまり、遺伝的変異の喪失を防ぐという点では一定の効果をあげているといえます。
しかし、ジーンバンクによる保全は、生態系の中の遺伝資源の喪失には有効な手立てにはなっていません。特に国際機関などが集めた遺伝資源は国境を越えて運ばれたため、遺伝資源を持ち出された発展途上国からは厳しい批判が寄せられています。そもそも、ジーンバンクに保全された遺伝資源の利用は主として研究者であり、なくなりつつある遺伝的な多様性を保全するというよりも、むしろ遺伝資源を将来の品種改良の素材に使うことが目的であり、生態系にすむ人びとには直接の利益はありません。
何よりも深刻と思うのは、以上のような農業における生物多様性が急速に失われていることとそのことがもたらす危機的状況について大半の人が知らないことです。
こうした状況の中で、私たちは、スローフード運動において、農業における生物多様性の喪失の状況と大切さを広く知らしめ、種を守る取り組みを進めて農業における生物多様性を再生する取り組みの推進を呼びかけたいと思います。
そのためには、第1に種を守る基盤を再生するため、生産者の自家採種を基本としつつ、種を守っている人たちにスポットをあて、地域で守るべき伝統品種・地方品種のリストアップを行い、復活の取り組みを進めること、第2にわが国における種を守るためのネットワークづくりを行い、やがて、国を越えた地球規模での種を守るネットワークに発展するように、相互に交流し、支え合うこと、第3に伝統品種・地方品種の加工や料理の方法を掘り起こし、見直しつつ、広く伝統品種や地方品種の存在意義についての理解者を増やす取り組みを進めること、第4にこうした取り組みに積極的に都市生活者や消費者が参加することが必要と思われます。
種を採り、守っていくという作業は実際には大変です。とはいえ、種を採って作物を育てることで作物への思いが深くなります。とりわけ、種から始まって、収穫し、花が咲きふたたび種に至るという作物の一生を見ていくことで、いままで見えなかった個性や特性、そして少々の欠点などが感じられるようになります。
種を自ら守っていくなかで、その作物の個性を知ってより生かすことができます。自家採種に取り組み、深く種と向き合うようになると、稲穂やダイコン、大豆の1本1本に目を配るようになり、農業の面白さや奥深さをより一層感じられるようになります。そうした中で、突然変異株が発見され、地域の新しい品種が生み出されてきました。
種採りから始める作物づくりは、作物と会話ができ、想いが形にできる農業だと信じています。種が繰り返し繰り返し田んぼや畑で新しいいのちを受けるたびに、その風土に合ったいのち豊かな姿に変わっていきます。そうして生まれた種をあやし、作物の花と語るなかで、心をときめかされ感動すること、そして心から感動した気持ちを農業の場でどう表現できるのかということは、とても大切なことではないでしょうか。作物の花や種から、たくさんのことを学ぶことができます。
スローフードにおける取り組みとしては、すでに「味の箱舟」プロジェクトがありますが、このプロジェクトの充実を図りつつ、個々のアルカやプレシディオの生産基盤を強化し、アルカやプレシディオの生産者が地域を越えて相互に連帯を図る必要があると思います。また、アルカやプレシディオ以外に地域で守り育むべき作目や品種のリストアップを行い、復活の取り組みを進めることが必要と思います。
こうした取り組みは、スローフード運動でしかできないと思います。私たちは、わが国で初のテッラ・マードレを開催するにあたり、以上の取り組みを広く呼びかけたいと思います。
是非、一緒に、種を守る取り組みを進め、多様で多彩ないのちのにぎわいを取り戻していきましょう。
2009年10月23日
呼びかけ人代表:岩崎政利、遠藤孝太郎、長友姫世、秋元摩那、黒川陽子、川手督也
10.16(土)第2回「座の市」を開催!
投稿日 2010年10月13日
カテゴリー イベント告知 | 10.16(土)第2回「座の市」を開催! はコメントを受け付けていません
9月に続いて、第2回「座の市」が10/16(土)に開催されます。
その、出店概要が固まりました。
………………………………………………………………
●第2回目10/16出展予定ブースの内訳:
○ ふるさと交流市場 交流自治体の特産品
○ 入広瀬山菜組合(新潟県魚沼市) 魚沼産コシヒカリ新米、野沢菜漬
○ ダイヤモンドスター タイ産マンゴー
○ (有)めぐみクリエート
・カリフラワー ・生プルーン ・食用ほおずきジャム ・食用ほおずきコンポート
・アマランサス ・新そば粉・紫米 ・ごはんパン(おから・野沢菜・よもぎ・カレー)
○ 晴れる屋(高円寺駅西商店会) 晴れる屋特製『やみつき』ドレッシング
○ ぢどり亭(高円寺純情商店街) 「座の市限定!」激旨 食べるラー油(天然塩利用)
○「みどりのわっか」
★茨城 宮本兄弟農園 堀たて!新れんこんbyレンコン3兄弟
★茨城 鹿嶋パラダイス (自然栽培) 自然栽培 天日干し 新米 トロっと加茂茄子
★千葉 あいよ農場 (有機無農薬) かぼちゃ 雪化粧かぼちゃ、バターナッツ、クリアジ ジャガイモ
トウヤ 男爵、キタアカリ、シンシアなす、ピーマン、大根
★山形 sora農場 (有機無農薬) えさから栽培 元気一杯の平飼い卵 にんにく、さつまいも
★山梨 Flowers for Lena 八ヶ岳の気候と自然の力に任せた露地栽培の花屋さん。種から育てて、1本ずつ手摘みしてます。花束を出品予定。
○ LOCAVORE GARDEN(どんまい福祉工房) 苔玉、パン、クッキー(プレーン・紫ニンジン)
○“吟醸酒しか作らない”福島県二本松市「人気酒造」×わんまいる小町酒店(高円寺) 日本酒+焼酎
○「はちどり菓蔵」(阿佐ヶ谷) 手作りパウンドケーキ(阿佐ヶ谷)
○ レ・ルルド(スローフード秦野) 天然酵母パン
○ 関澤食料品店(高円寺) 銚子産煮干し、羅臼昆布
○ マラウイハニー (アフリカ・マラウイのフェアトレード蜂蜜)
○ スローフード長崎【守山女性部加工組合】【天洋丸】
長崎より 伝統野菜「雲仙こぶ高菜」の本漬け、かりんとう、カタクチイワシの和製アンチョビ「エタリの塩辛」、雲仙市郷土食 「自転車飯の素」!!
座・高円寺
http://za-koenji.jp/
スローフードベルリンからの便り
投稿日 2010年10月12日
カテゴリー 各地のコンビビウムから・・・, 海外情報, 食に関する話題 | スローフードベルリンからの便り はコメントを受け付けていません
スロフードベルリンのメンバー河野章子さんから、便りが届きました。ベルリンは、日本最北の地、北海道の稚内(北緯45°20′)よりもずっと北の、北緯52°30′(日本付近で言えばサハリンの北部)にあります。でも、ぼくの印象では、冬は位置から想像するほど寒くはありません。札幌の冬の方が、ずっと寒いです。そんなベルリンにも、秋色は濃いようですね。
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ヤギのエコ農家を訪ねて
10月10日の日曜日、私たちスローフードベルリンのメンバー20名は、約130キロ離れたヤギと乳牛のエコファームを訪ねました。ドイツでは料金さえ払えば、地下鉄やその他の電車の車内に自転車を持ち込める為、20名のうち15名は電車と自転車にて現地に集合しました。(ちなみに、自転車料金込みで、約100キロの往復運賃は一人あたま1200円くらいでした。)
日本では、羊やヤギのミルクと肉はあまり食卓には並びませんが、ヨーロッパでは季節ごとに欠かせないものとなっています。日本人の私は、いまだに羊やヤギの独特の香りと味に馴染めませんが、ドイツ人がとてもおいしそうに食べているのを見て、食文化の違いをつくづく感じています。経営者とコックさんたちは、とても若く、また内面から湧き出てくるパワーとやさしさがありました。きっと自分たちの仕事を誇りに持って、楽しんでいられるのですね。
私が子供の頃、神戸の六甲の酪農園で絞りたてのヤギのミルクを飲んだ覚えがあります。あまりおいしいと感じませんでしたが、、、。
ドイツでは絞りたてのミルクをRohmilch(ローミルヒ、生牛乳)としてその場のみで売られ、その価値は誰もが知っています(火入れを
していないミルクはすぐに悪くなるため)。あるジャーナリストによれば、そのミルクを布で覆い、窓のそばにつるして水分を濾すと、固形物が残り、それをバターかチーズのようにしてパンにつけて食べるのだそうです。ビタミンやミネラルがたくさん取れる食材なのです。
ヤギをなでた手が、ヤギの肉とチーズのにおいがしました。やはりいまだに馴染めません。
スローフードインターナショナル副会長 ヴァンダナ・シヴァさん 東京で講演
投稿日 2010年10月01日
カテゴリー イベント、集会等の内容報告, スローフード運動について, 海外情報, 私が考えるスローフード, 食に関する話題 | コメント(2)
9月29日、午後3時半から新宿の京王プラザホテルで、スローフードインターナショナル副会長、インドの物理学者・社会運動家・エコロジストであるヴァンダナ・シヴァさんの講演がありました。これは、私が所属する日本ペンクラブが開催した「国際ペン東京大会2010」のプログラムのひとつ、<国際環境文学者会議 - –環境文学 いま、何を書くか>と題されたものです。シヴァさんは前日、日本に着き、当日(29日)の夜インドに帰るという超ハードスケジュール。それにもかかわらず、講演のあと、SFすぎなみTOKYO代表の佐々木俊弥さんと短いながらも会ってくださいました。
以下、講演と会談の内容です(文章はToshi-Shunさん)。
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ガイアとは、自ら組織化を行うライフシステムである。
われわれ人類は、自然の一部としての存在であり、その意味では平等である。
しかし、人類は自然を征服し、コントロールするものとみなしてきた。
私たちの種も会社が特許で押さえ、莫大な利益を得ている。
それを打破するには、生物多様性の活用しかない。
どうやって?
恩恵を分かち合うという精神が必要だ。
ニームはインドで普通に生活とともにある植物だったが、特許で押さえられ33,000人もの人が農薬被害で死んでいる。
バスマチ米はアメリカのテキサス州の会社が特許を押さえてしまった。
モンサントは、今日最も大きな種の所有会社の一つだ。
たった5つの会社で得る特許収入は、年間1兆ドルにものぼる。
遺伝子組替えの技術の発達で、人間の遺伝子を羊に組み入れてミルクがでやすいようにしたりしている。
かつて、インドには20万種ものお米があった。
大豆の特許もモンサントが押さえ、ラウンドアップという自社の農薬とセットで種を売っている。
小麦も、綿花もそうだ。
5ルピーの綿花の種が、特許料込みで3,000ルピーで売られる。
これで20万人もの農民が自ら命を絶った。
種を守るべく“Navdanya”という村で種の保存を行っている。
50万人の農民が、そこではオーガニックな農業を行っている。
この東京でも、私が関わるスローフードの仲間が、在来のトウガラシの種を配布し広げている。
ブータンではGNP(国民総生産)の代わりにGNH(国民総健全性)を基準にしている。
自然の一部としてのわれわれの生を取り戻すべきときだ。
講演終了後、すぐ飛行機に乗らなければならないというシヴァ氏に、ほんの少しなら、ということで、インタビューを試みました。
ぼくが真っ先に投げかけた質問は、
「オバマ大統領を、どう評価しますか?」
シヴァ氏の答えは、
「とても注意深く見守らなければなりません。彼の周りにいるのはモンサントと関わりのあるブレーンばっかり。ということは、生物多様性やエコロジーとは真逆なことを彼は目指しているということです。
ミシェル夫人がホワイトハウスの前に有機の農園を作ったりしているのに夫婦で正反対のことを行っているのは、全くもって解せません。」
「スローフードUSAは運動としてはとてもよくやっていると思いますが」
「よくやっています。ジョシュ(ヴィアテル)のリーダーシップが功を奏しています」
「アメリカのような明確な運動目標を、日本ではなかなか見つけにくい。ご存じのように、日本の食料自給率は40%とされ、それを当面50%に上げていくというのが国の目標です。しかし、その背後でF1種の科学技術がものすごく発展しています。ぼくはそこに危機感を感じています。日本のスローフード運動に、どのような活動をすべきか、アドヴァイスをいただけますか?」
「F1の種ではない、在来の種を守り、育てていくことはとても大事です。在来の種を守るために各地にコミュニティ・シード・バンクを作ってはどうですか。
それと、GMO(遺伝子組替え作物)にきちんと反対の運動をしていくべきです。日本だからこそそれはできるはずです」
「それはほんとうにぼくもその必要性を感じています」
「Navdanyaのことはご存じですか?」
「あなたの著作で読み、少しだけ知っています。さっきの講演でも触れておられましたね」
「この本が最新のものです。これを差し上げます。インドに来られるときは、ぜひここにいらしてください」
と、本をいただきました。
第一回「座の市」開催しました!
投稿日 2010年09月20日
カテゴリー イベント、集会等の内容報告 | 第一回「座の市」開催しました! はコメントを受け付けていません
おととい土曜日、第一回「座の市」を晴天の下、無事、開催しました。
良質な産品・製品を扱ってらっしゃる出展者の方への声かけに始まり、地元商店街や町会、各組織や団体の方への協力お願い、保健所との擦り合わせ、新聞折込告知、そのチラシ作成など、普通にやろうとしてもそう簡単にはクリアできない関門をこのスピードで乗り越えて開催できたのは、改めて考えても信じられないほどです。
昨年オープンしたてとはいえ1年かけて築いてきた「座・高円寺」の地元への密着度、そしてここ急速にまとまりが出てきた高円寺の街の土台、それと8年間かけて高円寺の街とお付合いを重ねてきたスローフードすぎなみの活動の歴史と得られた信頼が、すべて合わさったものなのだろうと思います。
スローフードすぎなみも昨年までは、2004年、第1回の横浜スローフードフェア(http://slowfood.smile.tc/slow1/japan/59a.html)を皮切りに2007年まで横浜に毎年出店、2008年・2009年には第2回・第3回の東京都食育フェアに場を移し、年に一度はブースを構えて対面で良品をアピール・販売する場に参加してきました。
今年、ようやく念願の自前の市を地元で開けるようになったのは、感無量です。
信州からブースを一つプロデュースしてくれた田坂恵子さんも、わざわざ会場に来てくださり(http://ameblo.jp/megumico-agri-s/entry-10652530641.html)、人気酒造の遊佐さんも駆けつけてくださり、そして地元の方々も思ったよりも大勢来てくださり、出だしの第一回めとしては、ほんとうにまずまず、という言葉がぴったりでした。
次回、第2回(10/16〔土〕)も、よりパワーアップして開催できればと思います。
引き続きよろしくお願いいたします。
座・高円寺
http://za-koenji.jp/
9/18(土)第一回「座の市」出展内容が決まりました。
投稿日 2010年09月15日
カテゴリー イベント告知 | 9/18(土)第一回「座の市」出展内容が決まりました。 はコメントを受け付けていません
■開催概要
名称: 「座の市」
開催日: 毎月第三土曜日
開催時間: 11:00~17:00 (売り切れ次第終了)
会場: 「座・高円寺」劇場前広場(雨天の場合、館内1Fロビー)
http://za-koenji.jp/
■運営: 「座の市」実行委員会
高円寺あづま通り商店会、スローフードすぎなみTOKYO、座・高円寺/NPO法人劇場創造ネットワーク
当日朝、以下のチラシが、近隣を中心に新聞に折り込まれます!
ぜひ会場にお越しください!
【出展される逸品の数々】
●ぢどり亭(高円寺純情商店街)
「座の市限定!」激旨 食べるラー油(天然塩利用)
●自然食(高円寺ルック商店街)
ミニトマト/なす/オクラ/さやいんげん/ピーマン/
かぼちゃ/えだまめ
完全無農薬・有機野菜 仙台 大滝自然農園
アルチェネッロ パスタ、パスタソース
ピエモンテ州の森のハチミツ
オーガニックコーヒー、ハーブティー
●「みどりのわっか」
*茨城 宮本兄弟農園
堀たて!新れんこんbyレンコン3兄弟
*茨城 鹿嶋パラダイス (自然栽培)
トロっと加茂茄子/魅惑のトマト 黄昏マチルダ
*千葉 あいよ農場 (有機無農薬)
白い衣 雪化粧かぼちゃ/ジャガイモ 男爵、キタアカリ、メークインなどなど
*山形 sora農場 (有機無農薬)
えさから栽培 元気一杯の平飼い卵/にんにく
*山梨 Flowers for Lena
八ヶ岳の気候と自然の力に任せた露地栽培の花屋さん種から育てて、1本づつ手摘みしてます。花束を出品予定。
●清話会ロハス倶楽部×関澤乾物店(高円寺純情商店街)
つかみ取り!対馬産原木どんこ椎茸、自分で削る!西伊豆の鰹節本枯れ節、羅臼昆布、煮干し、小アジの煮干し
●“吟醸酒しか作らない”福島県二本松市「人気酒造」×わんまいる小町酒店(高円寺)
雪うさぎスローフード福島純米吟醸、ゴールド人気純米大吟醸、秋あがり純米吟醸、スパークリング純米吟醸
夢うさぎスローフード福島本格米焼酎
芋人気、麦人気
日本酒「高円寺」
●「はちどり菓蔵」(阿佐ヶ谷)
手作りパウンドケーキ(阿佐ヶ谷)プレーン・バナナ・黒豆・スモモ・チョコレート・新生姜・夏みかんなど
●スローフード長崎【守山女性部加工組合】【天洋丸】
長崎より
伝統野菜「雲仙こぶ高菜」
の本漬け、かりんとう
カタクチイワシの和製アンチョビ
「エタリの塩辛」
ハヤイ カンタン カラダニイイ
雲仙市郷土食 「自転車飯の素」!!
●薬膳師の台所(中村麗美)
三重県産なたね油
熊本県産万年茸
福井県産乾燥なつめ
●(有)めぐみクリエート
信州伝統野菜「ひしの南蛮」
信州野菜の漬物、「ブルーベリーソース」「すぐりジャム」「山ぶきのキャラブキ」「辛みそ」
●LOCAVORE GARDEN(どんまい福祉工房)
苔玉
ベーコンチーズパン、コーヒーブレッド
ニンジンビスケット、クッキー(プレーン・紫ニンジン)
スローフード秦野からのお知らせ
投稿日 2010年09月15日
カテゴリー イベント告知, 各地のコンビビウムから・・・ | スローフード秦野からのお知らせ はコメントを受け付けていません
私たちスローフードすぎなみTOKYOと連携する神奈川県のスローフード秦野から、秋ののイベントの知らせが届きました。10月3日、丹沢山系の里山に住む山口さんのお宅で、さまざまな催しが計画されています。秦野市へは新宿から小田急で約1時間45分ほどです。秋の一日を、東京近郊の里山ですごしてみたい方は、SF秦野にぜひご連絡を。
詳細はこちらから→SFHadano-TeaGarden
スローフードの市場を始めます 高円寺<座の市>開催
投稿日 2010年09月13日
カテゴリー イベント告知, メンバーの近況, 各地のコンビビウムから・・・, 食に関する話題 | スローフードの市場を始めます 高円寺<座の市>開催 はコメントを受け付けていません
スローフードすぎなみTOKYOは、高円寺あずま通り商店会、「座・高円寺」(杉並区立杉並芸術会館)と共催して、ささやかながら定期的なスローフードのマーケットを始めます。第1回目は、9月18日(土曜日)午前11時から。場所は高円寺の劇場「座・高円寺」の前の小広場(雨天の場合、劇場内ロビー)。今後、毎月第3土曜日に、その小広場で、地元の商店会や知り合いだけではなく、スローフードの全国のコンビビウム(支部)にも呼びかけて、スローフードの理念に添った食材・食品を販売してゆく計画です。
(↑写真は会場となる「座・高円寺」のエントランス)
今回、スローフード長崎から、スローフードの<味の箱船>(消滅の危機にある食材・食品>にリストアップされているエタリ(カタクチイワシ)の塩辛、雲仙コブ高菜の漬け物、スローフード福島からは、自家栽培の酒米「人気しずく」を使った「雪うさぎ純米吟醸」「夢うさぎ本格米焼酎」などが届きます。それ以外にも、選りすぐりの食材・食品がたくさん。皆さんお誘い合わせの上、ぜひご来場下さい。
内藤とうがらしを地元新宿で味わう会
投稿日 2010年09月01日
カテゴリー 内藤とうがらし | 内藤とうがらしを地元新宿で味わう会 はコメントを受け付けていません
杉並のブログでいくつかご紹介しましたが、内藤とうがらしの地元新宿で、何軒
かの飲食のお店が内藤とうがらしの栽培をやっておられ、それのメニュー化を考え
ておられます。
今回、そのうちの一軒のお店と話をして、内藤とうがらしを使った料理を作って
いただいて試食会ができることになりました。
以下の要領で、食事会を実施したいと思いますので、よろしくご参加ください。
日時:9月11日(土)18時~
場所:バックアーリーカフェ
住所:〒162-0065
新宿区住吉町10-13 KPビル1F
PHONE & FAX:03-5379-1109
http://backalleycafe.blog.so-net.ne.jp/
会費:4千円(飲み放題)
メニュー:食事は全7品で、うち3品が内藤とうがらし(パスタ、野菜、肉料理を
各1品で検討中)さらに、このお店が入手した伊豆大島の島唐辛子しょうゆを使っ
た料理を1品、計4品が唐辛子をあしらったものになります。
なお、飲み物はアルコール、ソフトドリンク飲み放題ですが、今回用に、ウエル
カムドリンクに内藤とうがらしをつかった飲み物を考えてもらっています。
メニューの詳細は明後日頃、お知らせします。
18日に「座の市」、25日にSFJ理事会があり、その後になると内藤とうがらしが
少なくなってしまう恐れがありましたので、あまり時間がありませんが11日に設
定しましたことをご了承ください。
参加希望の方は、当方までメールを頂けますか。
締め切りは9月9日(木)までとしますので、奮ってご参加ください。
原 恵海:CZM03123@nifty.ne.jp
このお店での、内藤とうがらし生育の状況をお知らせします。
ザッケローニはさとうさん?
投稿日 2010年09月01日
カテゴリー その他の話題, 国内ニュース | コメント(4)
久しぶりの投稿のあさみです。
サッカー日本代表の新監督が発表されました。
イタリアのセリエAのクラブの監督として活躍されている
アルベルト・ザッケローニさんという方です。
サッカー界では有名な方で、世界的な名監督の一人に数え
られる人だと思います。
この方の名前を見るたびに思っていたのですが、イタリア語
で砂糖を意味するズッケロの訛りではないかなぁと思う
のです。
つづりは監督の名前がZaccheroniで、砂糖がzucchero
語尾にniが付いて砂糖な人?
訛りでつづりが一つ変わるのはよくあることとして、
大目に見てもらえば、そんな気がしませんか?
ちなみに日本にいる有名イタリア人のジローラモさんの
苗字はパンツェッタでつづりはPanzetta、イタリアの
ベーコン(塩漬け豚ばら肉)のつづりはpancetta
苗字の由来って国の文化歴史が反映されていると思うの
ですが、食にこだわりのあるお国柄だからこんな名前が
多いとしたら、イタリア文化を理解する上でおもしろい
ヒントになるのかなぁと思いました。
全世界に紹介されたスローフードすぎなみTOKYOの活動
投稿日 2010年08月28日
カテゴリー その他の話題, スローフード運動について, 口蹄疫, 海外情報 | 全世界に紹介されたスローフードすぎなみTOKYOの活動 はコメントを受け付けていません
スローフードの公式webサイト SlowFood.com(http://www.slowfood.com/)で、私たちの活動が写真入りで紹介されました。
Latest news |
以下、日本語訳です。
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最新ニュース 日本-19 AUG 10
行動するアイランド
すぎなみTOKYOコンビビウムは、口蹄疫に襲われた宮崎県の農家をサポートする行動を起こした。宮崎は、日本で二番目に大きく発展する地域だ。すぎなみTOKYOコンビビウムは、他の団体や若い農業活動家のグループと力を合わせ、“何かしよう、宮崎”(直訳)というイベントを組織した。その催しでは、伝統的な踊りや宮崎の物産販売、基金集め、農家へ送るフォトメッセージの制作が行われた。寄付を含めた収益とメッセージは、すべて宮崎の農家に送られた。
その伝染病の最初の感染は4月に確認され、すぐに日本南部の県に拡大した。政府は4ヶ月にわたり、宮崎の農家に彼らの家畜28万頭以上を屠殺するよう命じた。それは、日本の畜産史上最大の間引きであり、2000年に口蹄疫が発生したときより100倍以上の規模だった。
「最初、メディアはその事態を見過ごし、問題が過小評価され、対策が遅れました」と、すぎなみTOKYOコンビビウムのリーダー佐々木俊弥は語る。「しかし、多くの家畜に感染が拡大し、そのニュースは全国紙のトップページを飾りました。消費者はパニックを起こしましたが、それ以上に影響を受けたのは、小規模な農家でした」
「7月の終わりには、事態はきちんとコントロールされましたが、農家にとっては、ほんとうの挑戦が始まったばかりです。現在、政府から多少の経済支援があるものの、生産を出発点からスタートさせ、消費者の信頼を回復するのは容易ではありません」
「5月に、私たちは打撃を受けた農家と連帯するため、コンビビウムのウェブサイトで、メッセージを発しました。しかし、事態がさらに悪化したとき、私たちは、もっと実際的な何かをしたい、もっと具体的な方法で彼らを助けたいと思いました。それで、私たちは、とりわけ彼らが直面している事態に注目してもらうだけではなく、彼らの再起を助けるための基金を集めるイベントを行いました」
For more information:
Slow Food Tokyo-Suginami Convivium (Japanese only)
www.slowfood-suginami.com
いっぽう、日本のもっと西では、テッラ・マードレ参加者と「同志社有機農業塾」の学生たちが、7月に収穫祭を行った。
「同志社有機農業塾」は、同志社大学と、2004年のテッラ・マードレ参加者で日本の有機農業のパイオニア長澤源一の協力により2008年に設立された。
京都近郊の絵画的な農村にあるその学校には、多くのフルタイムの従業員、農業をやりたい人、たんに農業についてもっと知りたい人や家庭菜園を始めたい人が集まった。すでに50人あまりの卒業生がおり、今年は30人を超える人が登録した。年々働き手の老齢化が進み就農者が減るなかで、すでに6人の卒業生が専業農家を始めている。
催しには、卒業生たちが育てたベスト野菜を選ぶ目隠しの試食や、さまざまな方法で焼いたり調理された学校菜園の新鮮野菜を囲む食事などが含まれた。主催者は卒業生と在校生の交流を図り、学習を促進させるためにこのイベントを行った。
この学校の多くの学生や教師が、今年の秋のテッラ・マードレ世界大会に参加する予定だ。
For more information:
Doushisha University’s School for Organic Agriculture
Annalisa Lombardo
当日の詳細は、こちらから→ http://www.slowfood-suginami.com/forum/agri/2010/07/790/
↓ 7月24日「口蹄疫 高円寺チャリティーイベント」の様子
親睦会 at 代官山・イータリー
投稿日 2010年08月19日
カテゴリー その他の話題, メンバーの近況 | 親睦会 at 代官山・イータリー はコメントを受け付けていません
昨日(18日)、休会していたメンバーの復帰と新入会員を迎えて、親睦会が開かれました。場所は、渋谷・代官山の「イータリー」。「イータリー」の本店(イタリア・トリノ)は、スローフードイタリアが全面的にバックアップしています。また、会場となったオステリアのシェフ・深谷政宏さんは、私たちのメンバーです。
スローフードすぎなみTOKYOとスローフードジャパン東京・神奈川ブロックは、今後、「イータリー」との連携を深めてゆきます。
生物多様性関連
投稿日 2010年08月18日
カテゴリー その他の話題 | 生物多様性関連 はコメントを受け付けていません
害獣・害虫・悪玉菌はヒトの価値判断なのですが・・・
また引用です。
紀伊民報(和歌山)記事 2010年8月17日
野生動物呼ぶ廃棄果実 7カ月で1300匹超確認
ミカンや野菜などの廃棄地が、野生動物の格好の餌場になっていることが、県果樹試験場(和歌山県有田川町)の調査で明らかになった。試験地には7カ月で延べ1328匹の野生動物が食べに来ており、95%がイノシシだった。試験場は「県内の農作物被害の半数はイノシシによるもの。獣害を減らすにはまず廃棄果実をなくすことが重要」と呼び掛けている。
県内では毎年約3億円に上る鳥獣による農作物被害が報告されている。その大部分は果樹で発生しており、対策として柵の設置や捕獲などが行われているが、一向に減る気配がない。以前から廃棄果実がその一因と言われていたが、今回の調査でその実態が明らかになった。
調査方法は、有田川町内にあるかんきつ類の栽培地周辺に、動物を自動感知するカメラを昨年3~9月に設置。撮影した画像を分析した。
イノシシの出没は299回で延べ1268匹。うち成獣は846匹だった。果実の廃棄が続く3~6月に多く出没した。7月以降は減少したが、それでも3日に1回以上出没しており、廃棄場所を餌場として認識していると考えられるという。腐ってスープ状になった果実を執拗(しつよう)に食べ続ける姿も確認された。夜間の出没が多く、午後6時から10時が全体の6割以上を占めた。人の活動時間を避けるためとみている。
一方、ニホンザルの出没は延べ56匹(13回)で、廃棄果実があっても出没しない時期があるなど偏りがみられた。新鮮な果実がない場合はほとんど出没しなかった。果実が大量にあっても執着して食べ続けなかった。出没は日中だが、人がいなくなる早朝や昼時、夕方に集中している。
食物の廃棄地が野生動物の餌場になっていることについて法眼利幸研究員は「かんきつ以外の果実、野菜、生ごみも、捨てたら餌付けになる。たとえ腐っていても、動物にとってはごちそうだということを認識してほしい」と話している。
いかにいかにと前進せよ!
投稿日 2010年08月18日
カテゴリー その他の話題 | いかにいかにと前進せよ! はコメントを受け付けていません
いつもいつも転載で恐縮です。朝日新聞HPから。
自民党も民主党も告発ばかりで「いかに」に弱いなと思いつつ。
↓↓↓↓↓
Tシャツに「この愚か者めが」 自民グッズ、人気上々
2010年8月18日11時39分
話題になった自民党Tシャツ。谷垣氏の似顔をあしらった「まじめですから」と丸川氏の言葉を引用した「この愚か者めが」
自民党が参院選向けにつくった党のPRグッズが今も売れ続けている。父親の育児休暇を進めようと候補者らが手首にはめた「8819(パパ育休)」という数字入りのシリコンリング(300円)、丸川珠代参院議員が民主党の強行採決時に叫んだセリフ「この愚か者めが」をあしらったTシャツ(1500円)などだ。
シリコンリングは党本部の売店などで7月末までに約4千個売れ、今月4千個を再入荷したという。折りたたみ式で、谷垣禎一総裁の似顔絵が入っているエコバッグ(500円)も5千個売れ、今月末に2千個を追加販売する予定。6月からこれらのインターネット通販を始めている。
同党では、かつて小泉純一郎首相(総裁)の人形付き携帯電話ストラップなどが飛ぶように売れたが、後の政権時代に作られたのは安倍晋三首相の携帯ストラップなどわずか。小池百合子広報本部長は相次ぐ「商品開発」について「(野党転落で)『お金ないなら知恵を出せ』という話題づくりです」と話す。
ただ、人気上昇中の小泉進次郎氏のグッズの開発は見合わせている。売れすぎると、「党や総裁PRという本来の目的」(党職員)がかすんでしまうというのも理由の一つのようだ。(星野典久)
スローフードベルリンからの便り
投稿日 2010年08月17日
カテゴリー 各地のコンビビウムから・・・, 海外情報 | コメント(1)
数年前に、ドイツのベルリンで知り合った日本人女性がいました。スローフードベルリンのメンバー、河野章子さんです。河野さんは、ベルリン在住20年近くの料理研究家。去年7月、彼女がSFベルリンの仲間2人と日本へ来たとき、SFすぎなみは新宿でささやかな歓迎会を開きました。その河野さんから、便りが届きました。以下、抜粋です。
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先週末にベルリン郊外のコンビビウム、SFバルニム・オダーラント(Barnim-Oderland)http://www.slowfood.de/slow_food_vor_ort/barnim_oderland/(ベルリンから移ったローゼンハイムさんが代表)で、<農場のお祭り>がありました。ときどきやってくる激しい雨にもめげず、トラクターがパレードしたり、乗馬、絵画、コンサートなど色々な催し物で盛り上がりました。
場所を提供してくださった農場の持ち主は、ドイツでも有名なテレビの司会者ですが、そのご家族はとてもおおらかな性格の方々です。雨の中を裸足で駆け回り、参加者を元気づけたり、お客さんに振る舞ったり、とてんてこ舞いでした。まだまだ、自然のなかでは生きてゆけない私ですが、とても素晴らしい面を見させていただきました。できる限り応援したいです。
私も、自分のできる範囲のお手伝いをさせていただきました。子供たちと料理を作るスタンドを設け、私を含むコックはすべてボランティアで参加し、寄付された食材で料理を作り、できあがった料理は無料で訪問客にサービスしました。ささやかな寄付金も集め、総額は6万円ぐらいになりました。(今後、子供のための料理教室に使います)
お盆の最中で、仕事とは違う忙しい日々を過ごされているかと思いますが、お体にはご自愛を。また、再来年には、10人くらいのメンバーと日本へ行きますので、その時にはよろしくお願いいたします。
(左端が河野章子さん)→
写真を見ながら、<農家のお祭り>の雰囲気だけでも味わっていただければうれしいです。写真はこちらから→http://www.convivio.de/dorffest
内藤とうがらしを味わう <スローフード江戸東京からのお知らせ>
投稿日 2010年08月17日
カテゴリー イベント告知, 内藤とうがらし, 各地のコンビビウムから・・・, 食育・味覚教育の話題 | 内藤とうがらしを味わう <スローフード江戸東京からのお知らせ> はコメントを受け付けていません
スローフード江戸東京は、8月28~29日新宿御苑で開かれるイベント<GTFグリーンチャレンジの集い2010>に参加します。SF江戸東京が進める<内藤とうがらしプロジェクト>をブース出展するほか、その内藤とうがらしを使った有名シェフの料理が味わえます。協力してくださるのは、中華の脇屋友嗣さん(Wakiya-笑美茶楼)、フレンチの坂井宏行さん(ラ・ロシェル)、イタリアンの落合努さん(ラ・ベットラ)、和食の田村隆さん(つきぢ田村)。これらのシェフの料理が一皿500円で試食できるのです。皆さんお誘い合わせの上おいでください。
日時:8月28日(日)・29日(日)am10:00~pm5:00
場所:新宿御苑イギリス式庭園
料金:新宿御苑の入場料(200円)+(試食)一皿500円
スローフード江戸東京の<内藤とうがらしプロジェクト>http://www.togarashinet.oishiimizu-taishikan.net/
内藤とうがらしが味わえるお店:その2
投稿日 2010年08月09日
カテゴリー 内藤とうがらし | コメント(1)
原です。
内藤とうがらし栽培の説明会をやった四谷ひろばの近くに今年オープンしたばかりのカフェがありまして、たまたま通りかかって店先で栽培していることを見つけ、お茶をしました。
以前、ご紹介した曙橋のカフェ:バックアーリーカフェ同様、熟したら内藤とうがらしを使った料理をだすそうです。
ほとりカフェ: 東京都新宿区四谷4丁目13 清水ビル102 TEL:03-3356-8814
お店のブログで「内藤とうがらし日誌」を載せていますので、一度見てみてください。
お店の外観です。中央下に見える茶色のポッドが内藤とうがらし。
愛煙家には申し訳ありませんが、全面禁煙の快適な店です。内藤とうがらしは四谷広場近隣の飲食店にも広がりを見せていて、経営者の方も意識しておられますので、収穫の時期にはぜひ何かコラボレーションができたらいいなと思っております。
口蹄疫 7月24日 高円寺チャリティーイベント
投稿日 2010年07月26日
カテゴリー イベント、集会等の内容報告, スローフード運動について, 口蹄疫, 国内ニュース, 私が考えるスローフード, 農林漁業の話題 | コメント(2)
7月24日(土)、JR高円寺駅北口。正午からスローフードすぎなみTOKYOは、高円寺商店街連合会、都内の大学生を中心としたグループ「わかもの農援隊」「SOLA」と共働で、宮崎の口蹄疫被害を救援するチャリティーイベント、<どげんかせんと宮崎>を行いました。
このイベントで行われたのは、おもに宮崎県の農産加工物の販売、被害者の方々へのフォトメッセージの募集、Twitterを使ったオンラインメッセージの書き込み、募金などです。
暑かったです! 最高気温は、隣の練馬で午後2時に37℃の猛暑日。しかし、そんな暑さににもかかわらず、学生ボランティアは30人近く、高円寺商店街の方たちが10人以上、スローフードすぎなみからも7人集まりました。さらに、高円寺名物・阿波踊りの「飛鳥連」の方たちも友情出演して、場を盛り上げてくださいました。その結果、午後4時前には物産は完売。その売り上げ利益と、募金の合計約24万円が宮崎県に送られます。また、フォトメッセージを書いてくださった方は120人近くになりました。これも宮崎県に送られます。
スローフードすぎなみTOKYOは、呼びかけ人と言うより、商店街連合会の実行力と、学生たちの行動力が起こした大きな渦に参加させていただきました。ありがとうございました。
口蹄疫へのスローフードすぎなみTOKYOの取り組み
私たちスローフードすぎなみは、5月15日に開かれたスローフードジャパン東京・神奈川ブロック・ミーティングの席上、緊急アピール「かつてない口蹄疫の発生について」を提案し、採択されました。→ ‘10.05.15 appeal
翌週から、各全国メディアが一斉に宮崎県での口蹄疫の発生を伝え始めました。その週末の5月22日、スローフードジャパン拡大理事会が開かれ、私たちはスローフードジャパンとして口蹄疫問題に取り組むよう求めましたが、出た結論は「静観する」でした。
しかし、私たちのアピールに応じてくださったグループがありました。東京都内の大学生を中心とするSOLA(日本の農業に一生をかける!学生委員会)でした。SOLAの呼びかけに応え、6月19日多摩川の河川敷に200人あまりの若者たちが集まり、「宮崎和牛を食いつくせ!! ~学生200人BBQ@多摩川~」というバーベキュー大会を行いました。風評によって販売されなくなった宮崎牛を食べ、被害農家を支援しようというチャリティーです。→ http://www.slowfood-suginami.com/forum/foods/2010/06/639/
さらに今回、高円寺商店街連合会の多大な協力の下、SOLAに加え、やはり学生グループの「わかもの農援隊」(農からニッポンを元気に!)とともに、「どげんかせんと宮崎」を開催できました。若い世代のなかに「農」に関心を持つ人たちが少数ではあってもこれほどいて、さらに口蹄疫に対して何らかの行動を起こそうとしていたことを知ったのも、大きな収穫でした。スローフードは、料理だけではなく、そのお皿の外を考える社会運動です。社会運動である以上、日本の「食」が危機に陥ったかもしれない今回のような状況になったとき、社会に対する役割として何らかのメッセージを発し、アクションを起こすのも、スローフードの在り方だと私たちは考えます。
宮崎からの報道によれば、口蹄疫による家畜の移動制限は今夜(27日午前零時)解除され、宮崎県は「非常事態宣言」を終結させる方針です。このまま新たな発症がなければ、今回の「口蹄疫問題」は第一段階を終えたと言えるでしょう。しかし、口蹄疫の問題はこれから第二段階に入ります。畜産農家の再生、口蹄疫が提起した日本の畜産業の脆弱性など、これから始まるのは、より深く大きく困難な課題です。今回の口蹄疫を一過性の問題としてではなく、「食」のより継続的なテーマの一つとして私たちは考えてゆきたいと思います。
麻布大獣医学部・日高さんから届いたメッセージ(高円寺「どげんかせんと宮崎」)
投稿日 2010年07月23日
カテゴリー イベント告知, 口蹄疫, 農林漁業の話題 | 麻布大獣医学部・日高さんから届いたメッセージ(高円寺「どげんかせんと宮崎」) はコメントを受け付けていません
明日7/24(土)12時から、高円寺北口広場で★『どげんかせんと宮崎』宮崎×高円寺×学生☆
~宮崎を食べて、知って、応援しよう!~が開催されます。
副実行委員長の武藤寛奈さん(わかもの農援隊)が、日高佑太郎さん(麻布大獣医学部6年)からメッセージをいただいてきました。
会場にて展示予定です。
また、日高さんご自身も、高円寺の会場に駆けつけてくださるそうです。
せっかくですので、こちらのブログでも転載させていただきます。
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●「口蹄疫に対する思い」
~7/24「どげんかせんと宮崎」に寄せて
日高佑太郎さん(麻布大獣医学部6年)
私は獣医学科6年の者です。卒業後は産業動物獣医師として畜産業へ貢献したいと考えております。
私は宮崎市出身で、実家は養豚業を営んでおります。
殺処分等の対象にはなっていませんが、発生農場から1.5kmの距離にあり、現在も10km以内の移動制限区域に入っております。
口蹄疫の1例目が確認されて4日後の4月24日に実家に帰省しました。
約1カ月滞在しましたが、毎日ニュースでは口蹄疫がトップで扱われ、父の携帯には被害に遭われた農家やその周辺農場、養豚関係者からの電話が鳴りやみませんでした。
私も父を通して被害の状況を目の当たりにしてきました。
父の友人や仲間、私が昨年実習でお世話になった農家、周りでも多くの方々が被害に遭われました。
当初私の実家は発生地から約40km離れていました。
しかしえびの市に飛び火した際に、2か所ある農場のうち1か所が20km以内の搬出制限区域に入り、と畜場への出荷に影響が出ました。
その後も児湯地区を中心に感染地域が拡大、南下してきました。
もう1農場が制限区域に入るのも時間の問題でした。
感染やワクチン接種のリスクを軽減するために、他農場への豚の移動等も休日返上で行いました。
しかし5月19日、もうひとつの農場の20km以内の搬出制限区域に入り、6月10日には、一番恐れていた事態が起こりました。
約1.5km離れた養豚場で感染が確認されたのです。
これまでも消毒や防疫を徹底していましたが、一気に緊迫感が漂い、いつ感染してもおかしくない状況になりました。農場でできること、それはウイルスが場内に入らないように消毒や防疫体制を強化・徹底するのみです。
ウイルスは目に見えません。
それは農家にとって脅威となります。
口蹄疫に対する恐怖と不安の中、通常の仕事をしなければならないのです。
このまま順調にいけば、27日には移動制限が解除されます。
しかし、安心はできません。ウイルスがいなくなったわけではないのです。
再び感染が起こらない補償はどこにもありません。
これから被害農家は再開に向けて動き始めますが、超えなければならない壁はたくさんあります。
そして今回多くの課題が残されました。
行政と農家が一体となって、より農家目線で、この国の畜産を守るのだ、という意気込みが伝わる体制作りを願っています。
今回多くの畜産農家が被害に遭いました。
これは連日ニュースでも取り上げられており、みなさんも十分ご承知のことと思います。
しかし、獣医師や人工授精士、削蹄師など農家以外にも畜産に携わり、支えている関係者も多くいらっしゃいます。
当然口蹄疫の被害を受けていらっしゃる方も少なくありません。
特に獣医師は、診察していた農家の家畜を自らの手で処分していました。
本来家畜の健康を守るべき獣医師が、口蹄疫の蔓延防止のため、その家畜を殺処分しなければならないのです。
これら獣医師や人工授精士なくしては、宮崎の復興はあり得ません。
そのためにも、これら関係者に対する支援も考えて頂けないでしょうか。
将来、産業動物獣医師を目指す者としても切実な願いであります。
私が宮崎から戻ってきた5月中旬、発生から1カ月が経過していましたが、こちらでの情報・報道には乏しいものがあり、宮崎との温度差を感じました。
ようやく全国的にも報道がされ始めましたが、偏った報道や農家の現状が上手く伝わっていないように感じました。
再建には当然金銭的な支援も重要です。
しかし皆さんが“正しく知り・理解する”ことは重要だと私は考えております。
今回のイベントを通して口蹄疫に関する正しい知識を持たれたうえで、宮崎で発生した口蹄疫について、もう一度考えていただけないでしょうか。
最後に、被害に遭われた農家の中には、皆様に再び安心・安全な畜産物を生産・提供するため、再開に向け動き出している方もいらっしゃいます。
皆さんのご理解とご協力、そして一刻も早い終息と、一戸でも多くの農家が再建することを願いたいと思います。
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以下は、6/26に日高さんが講演を行う前に掲載された新聞の案内です。
(★この講演会は、6/26にすでに終了しています。)
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「口蹄疫の現状知って」宮崎出身の獣医学生、26日講演
2010年6月25日18時22分 asahi.com(朝日新聞社)
口蹄疫(こうていえき)におびえる故郷の畜産農家の思いを知って――。麻布大獣医学部6年の日高佑太郎さん(24)が26日、神奈川県相模原市の同大で開かれる口蹄疫の公開講座で講演する。養豚業を営む実家と周辺の状況を等身大の姿で伝え、感染防止に取り組む宮崎への支援を訴える。
日高さんの実家は、宮崎市など2カ所の農場で計1万頭の豚を飼育する養豚農家。目が覚めると豚の鳴き声が聞こえる環境で育ち、獣医師を目指して麻布大に進んだ。
4月、国内で10年ぶりに口蹄疫が発生した当時、実家は発生地から30~40キロ離れていた。だが、今月9日以降には宮崎市などに「飛び火」。実家が、家畜の移動を制限される区域に入ると、電話口の父親の声のトーンがどんどん下がっていった。「感染防止のため、豚舎の消毒回数を増やし、宅配便や新聞の配送も止めた」といった話が続いた。
一方で、大学では、周囲の関心は驚くほど低かった。宮崎県産の肉の買い控えなどの風評被害も出ていた。今月初め、殺処分などの防疫活動に携わった同じ研究室の新井佐知子助教(34)が現地から戻ったのを機に、公開講座の企画が持ち上がった。
講座「口蹄疫を正しく知ろう」は26日午後1~4時、麻布大百周年記念ホールで。日高さんと新井助教の講演のほか、ウイルスの特性や感染を防ぐ方法を同大教授らが解説する。参加無料。問い合わせは同大経営企画課(042・769・2032)。(見市紀世子)
★この講演会は、6/26にすでに終了しています。
7/24『どげんかせんと宮崎』宮崎×高円寺×学生 内容確定
投稿日 2010年07月22日
カテゴリー イベント告知, 口蹄疫, 農林漁業の話題 | 7/24『どげんかせんと宮崎』宮崎×高円寺×学生 内容確定 はコメントを受け付けていません
7/24『どげんかせんと宮崎』宮崎×高円寺×学生 の内容が固まりました。
一昨日は、座・高円寺にて定期的に行われている「地域連絡協議会」にわかもの農援隊の平戸君と参加し、地域の商店街・町会の方々に改めて概要を説明してきました。
明日には事前搬入、7/24当日は9時amにスタッフ集合して準備に入ります。
総勢50人体制で臨みます!
ぜひ会場にお越しください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【転送転載歓迎】━━
★『どげんかせんと宮崎』宮崎×高円寺×学生☆
~宮崎を食べて、知って、応援しよう!~
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2010年7月24日(土)@JR高円寺駅 北口広場
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口蹄疫(こうていえき)を知っていますか?
今年4月に宮崎で発生した口蹄疫。
事態は終息しつつあるとはいえ、現在も宮崎県や関係者の方々への被害は続いています。
宮崎を応援したい!
そんな思いから、大学生と高円寺商店街連合会が立ち上がり、
宮崎県を応援し、宮崎の物産を紹介(販売)するイベントを開催することになりました。イベントで生じた利益は、義援金として宮崎県に送ります。
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■■フード■■ 宮崎の物産展
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食の宝庫、みやざき。温暖な気候、豊な自然に恵まれたみやざきには、美味しいものがたくさん。 そんな、みやざきのおいしいものを販売します。
●販売予定品目(一部紹介) とんねどりチキン南蛮、豚足、鶏炭火焼、辛子大根漬け、日向夏キャンディ、マンゴープリン、 芋かりんと、冷や汁レトルト、食べるラー油、など。
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■■ワ-クショップ■■ 知る・届ける ~100人のフォトメッセージを届けよう!~
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●東国原知事をはじめ、関係者の方々からのメッセージや資料の展示をします。
●「フォトメッセージ」
参加型のワークショップです。ご来場いただいた皆さんに、ホワイトボードにメッセージを書いていただき、それを持って写真を撮ります。 その写真をまとめて、義援金と一緒に宮崎へ届けます。宮崎の方々に応援メッセージを送ろう!
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■■オンライン■■
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【Twitter大作戦】
当日来られない方もtwitterでの宮崎への応援つぶやき募集中です。 宮崎への応援メッセージの後に#dogenkasent38をつけて、ツイートをお願いします。 50型TVを用いて大画面で、みなさんの声をリアルタイムで発信していきます。
【Ustream生中継】
当日はUstream中継も行います。 是非お楽しみに。
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■■イベント詳細■■
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日時:2010年7月24日(土) 12時~18時(予定)
場所:JR高円寺駅 北口広場
主催:「どげんかせんと宮崎」実行委員会
共催:
高円寺商店街連合
SOLA(日本の農業に一生を賭ける!学生委員会)
http://www.sola2006.net/
わかもの農援隊(農から、ニッポンを元気に!)
http://ameblo.jp/nouentai/
スローフードすぎなみTOKYO
http://www.slowfood-suginami.com/
*当日は、高円寺を代表する阿波踊りが見られます。
*宮崎県、東国原知事からも公式に認可のお手紙を頂きました。
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【お問い合わせ】 ご不明な点等あればお気軽にご連絡ください。
「どげんかせんと宮崎」実行委員会
担当: 細田侑 miyazaki_koenji(at)yahoo.co.jp※(at)を@に変更して下さい
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チラシのPDF画像は、こちら。
「どげんかせんと宮崎」チラシ(PDF)
スローフード沖縄・奄美からの便り
投稿日 2010年07月20日
カテゴリー その他の話題, スローフード運動について, 各地のコンビビウムから・・・, 国内ニュース | スローフード沖縄・奄美からの便り はコメントを受け付けていません
スローフード沖縄・奄美が一昨年(’08年)に立ち上げた、NPO組織「食の風」の会報誌が発刊されました。この雑誌は大きさがA5版、値段は250円で書店の他に沖縄各地のコンビニ、「食の風」メンバーのお店にも置かれます。スローフードジャパンの会報誌はなくなってしまいましたが、この会報誌のような形態は参考になるのではないでしょうか? ぼくも最近、専門誌以外の雑誌は、書店ではなくコンビニで買うようになっています。ジャパンが新たな会報誌を企画するならば、従来の「形」での発行は実現しないでしょうし、先が見えています。印刷媒体の危機が叫ばれるなか、いま一番重要なのはメディア・リテラシーだと思います。
なお、「食の風」誌には、スローフードすぎなみTOKYOの味覚教育が紹介されているほか、生で食べられる沖縄伝統野菜、空心菜に似た「サラダエンサイ」の種が付録に付いています。
NPO「食の風」webサイトへはこちらから。http://www.shokunokaze.com/
色は匂えど・・・・・・
投稿日 2010年07月16日
カテゴリー その他の話題, メンバーの近況, 内藤とうがらし | コメント(2)
わが家で育てている内藤トウガラシが、色づき始めました。夏の日差しを浴びて輝いています。これを使った料理が、どんな味になるのか? いまから楽しみです。いや、トウガラシですから辛いことには違いありませんが、その辛さにも<甘い><酸味が強い><フルーティ>など、色々あるそうです。かつて、トウガラシの原産地メキシコの市場で、トウガラシ屋さんの人に聞きました。メキシコには、「トウガラシ・ソムリエ」なんて人もいそうです。さて、ぼくに、辛さだけではなく内藤トウガラシの味がわかるかどうか?
面白ニュース(その2)
投稿日 2010年07月12日
カテゴリー その他の話題 | 面白ニュース(その2) はコメントを受け付けていません
雑談ですが・・・
【W杯】ご神託タコ、スペイン優勝も当てた ついに全勝100%の的中率
2010.7.12 06:36
ドイツ・オーバーハウゼン水族館のタコ「パウル君」は、優勝国のスペインも当て、これで南アW杯で予言した8試合すべて的中。「超能力タコ」も全勝で南ア大会を終えた。
確率で言えば256分の1。5勝2敗のドイツ戦7試合の結果を100%的中。おまけのスペイン-オランダ戦の結果も見事に当てた。
これまでパウルの勝敗予想には70分かかった例もあったが、10日に欧州中でテレビ生中継された決勝戦の予想は、わずか3分でスペインを選択。水族館関係者も「スペインの圧勝を予期させる」と話していた。