「子供たちに学校で食べるに値する食を」~スローフードUSAのキャンペーン
投稿日 2010年03月02日
カテゴリー 海外情報
スローフードUSAのメルマガを翻訳紹介してみます。
「子供の滋養法」(The Child Nutrition Act (CNA))は、1966年10月11日に制定され、全米スクール・ランチ・プログラムのほか、スペシャル・ミルク・プログラム、スクール・ブレックファスト・プログラムなどがさらにそのなかにあるようです。
Child Nutrition Act
http://en.wikipedia.org/wiki/Child_Nutrition_Act
これらもきちんと紹介しないと、スローフードUSAが何を目指そうとしているのかが伝わりにくいかとは思いますが、現行の「子供の滋養法」のもとで、学校のなかにファストフード店が入り込んじゃったりという事態を起こしている、という意味では、制度疲労を起こしているのでしょう。
ここをどう変えていくかで、事態は大きく動きそうです。
オバマ大統領の旗色が徐々に怪しくなりつつあるいまですが、スローフードUSAは彼やミシェル夫人が政権にいる間に、「子供たちに学校で食べるに値する食を」のキャンペーンを、「子供の滋養法」の改訂を通じて実現させるべく全米の支部に呼びかけて運動の質と量を高めているところです。
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親愛なる皆様
3100万人以上の子供たちが、全米のスクール・ランチ・プログラムに参加しています。
子供たちの多くは、1日に摂取するカロリーの半分を学校で消費します。
学校で本当の食べ物が出されるよう援助することは、子供の肥満を抑える最も有力な方法であるかもしれません。しかし、議会が来たる子供滋養法において、より健康的な食物に取り掛からない限り、そうはなりえません。
学校が本当の食べ物を出すのを援助するために、地元の議員にEメールを送ってもらえませんか?
アメリカのフードシステムの大きな問題があって、それが市民が声を上げることでのみ解決し得る場合、組織としてスローフードはポリシーに関与します。
子供たちにいい食べ物を選ぶことを教えるには、両親、学校、非営利団体、民間組織と政府からの貢献を必要とします。
しかし、とても重要なステップは、全米のスクール・ランチ・プログラムが、これらの人や組織の努力を台無しにすることなく、その代わりに子供たちが有能で生産的な大人になるために必要な健康的な食べ物を提供するのを確かなものにすることです。
今週の議会の召集にあたり、USDA(連邦農政局)長官のヴィルサックは、
「市民がより健康的な食べ物を地元の学校に入れるためにすることができる最も重要なことは、議会に強力な子供滋養法を可決するよう主張することである」
と言いました。
「この問題は幅広い一般の支持を得ている」と、ヴィルサックは言います。
けれども、これは全国のマスコミで見かけられません。ですから、われわれは議会がメッセージを受理したことを確認する必要があります。
ここで皆さんの出番です。ミシェル・オバマが担当しているわけですから、議会は今月、子供の滋養法の更新を手がけることになります。
議員が地元に戻って市民からの支持を聞けば、彼らはより健康的な食べ物に取りかかり、栄養の標準を強化し、学校でローカルなものを買って、ゼロから食事を料理する機会を得ることになります。
ですので、本日ただいま、地元の議員にEメールを送るちょっとの時間を見つけてください。
ありがとうございます、
スローフードUSA
アドヴォカシー・マネジャー
ゴードン・ジェンキンズ
(Toshi-Shun訳)