イータリーでのミーティング 02

投稿日 2010年03月28日

イータリーでのミーティング、誤消去した画像の復元ができました。ご覧下さい。

エノテカ(酒蔵)でミーティングなんて、初めてでした。ちょっと、オシャレでした。イータリーさん、ありがとうございました。

3月のSFすぎなみミーティング行いました(@代官山イータリー)

投稿日 2010年03月21日

昨日(3/20)晴れて気温も高い午後、代官山のイータリーは人出も多く、賑わっていました。

http://www.eataly.co.jp/daikanyama.html

そんななか、SFすぎなみのためにバールの一角を開けていただき、3月のミーティングを行いました。

3/6の奈良総会を受け、SFジャパンの体制が大きく変わることになりました。
全国を10のブロックに分け、各ブロックが単位となり、その総体としてのSFジャパンというかたちです。

各コンビビウムも、そのブロックを意識しながら、という活動になっていくでしょう。
しかし、基本となるのは、各コンビビウムが自分たちの活動をしっかりと腰を据えながらやっていくことにほかなりません。

SFすぎなみがこれから何を目指すのか—-。
そのために、まずは各メンバーが「スローフード運動」とは何か、生物多様性とは何かをきっちり一人ひとりが自分の言葉で話せるよう勉強会を開こう、ということになりました。

そして、それらをしっかりインプットした上で、「日本発のスローフード」を世界に発信していこう、ということになりました。

なぜ「日本発」か。

イタリアから起こり、世界に広まったスローフード運動ですが、「味の箱舟」の言葉一つとってみても、西洋キリスト教的な考えを背景に持っている点が否めません。

また、「生物多様性を“守る”」、「小生産者を“守る”」という言葉が、美しい反面で、東洋的な価値観と実は少しそぐわないのではないか。

西洋キリスト教では、人間は人間であって、他の動物や植物や、生命とは違うものとしてとらえる。
だからこそ“守る”という価値観が出てくるのです。

一方で、東洋の特に仏教の考え方では、人間と動物や植物や他の生命との境界はないのです。
生命は輪廻して、人間も動物や他の生命体になるかもしれない。
そこから、“命をいただく”という価値観も出てくる。

また、日本、東アジアの気候風土は温暖湿潤であり、自然災害も多く、これらの自然と闘うのではなく“共生”するものとして、そこから“生かされる”という考えになってくる。

一方、西洋では、自然は征服するもの、コントロールするもの、という考え方があるのではないか。

これら、大きく違った価値観、気候風土、自然観、そこから生まれた食文化を背景に持つ私たち日本人が、そのまま西洋的価値観を移植しようとするから、どこかぎくしゃくしてしまうのではないか。

考えてみれば、西洋諸国に混じって国内オフィスを持つのはアジア、アフリカ、南米等を見ても日本だけなのです。

ですから、これらの根本的違いをきちんと意識しながら、スローフードが伝えようとしていることを日本、東洋の価値観で咀嚼していく。
そこで浮き彫りになる根本的な違いを、きちんとイタリアはじめ西洋に伝えていく。

それが、逆に、世界的運動であるスローフードに新たな可能性を加えていくことにもなるでしょう。

こうして初めて、日本がスローフード運動に関わることの意義もまた見えてくるように思います。

そこから始めていく。

それを確認したミーティングでした。

そして、今回、場所を提供していただいた代官山イータリーやイタリア文化会館などとの協力関係を具体的に構築していくなどのスキームを、今後、組み立てていくことになります。

次回、4月のミーティング勉強会は、4月17日(土)の午後2時30分~5時30分にすることが決まりました。

場所は、イタリア文化会館が借りられそうでしたら、九段下イタリア文化会館にて。

難しそうなら、杉並区内の会議室にて行います。

奈良大会、行ってきました

投稿日 2010年03月10日

↑会場の「新公会堂」能舞台の壇上に立つ、新・旧理事たち
 
3月6日に奈良市の「新公会堂」で開かれたスローフードジャパン第7回(NPOになってから3回目)全国大会に参加しました。
既報の通り、2月20日のリーダーズ会議で、若生会長は辞任を表明しました。
それに伴って新設された「東京・神奈川ブロック」の理事に、2月27日のSFすぎなみの総会で了承され、新理事に立候補した佐々木代表の就任は、大会でも了承されました。
これまでの若生会長・萱場事務局長・理事・監事は、新体制に移行するための暫定的な措置として、一年間の期限付きで役職を継続します。
会議の内容は、できるだけ早くSFすぎなみのMLで流す予定です。
しばし、お待ちを。
(by Batten)

« 戻る