スローフードでつながる① 7月15日
投稿日 2012年07月16日
カテゴリー イベント、集会等の内容報告, スローフード運動について, フォーラム, 各地のコンビビウムから・・・, 東日本大震災(東北関東大震災), 海外情報, 私が考えるスローフード
スローフードベルリンのメンバー12人が、日本に来ています。スローフードベルリンは、昨年の東日本大震災で東京/神奈川ブロックがいち早く発した緊急メッセージに応え、支援のチャリティービュフェを開き、スローフード気仙沼を直接支援しました。その支援への感謝の気持ちを込めて、スローフード秦野やスローフードすぎなみTOKYO含むスローフードジャパン・東京/神奈川ブロックは、彼らの旅をアテンドします。
今日(15日)の午後、関西方面での日程を終えて神奈川県秦野市に到着したベルリンのメンバーは、「ほおずき市」を開催中の出雲大社相模分祠に向かいました。この神社の宮司さんは、スローフード秦野の会員です。ベルリンの一行は社務所会館で抹茶を味わい、和服の着付けを体験し、本殿を参拝しました。彼らにとってはいずれも初体験。コンビビウム参加者の協力による、スローフード秦野ならではの歓迎のしかたです。
夕食は山の中の蕎麦屋、「石荘(いししょう)庵」。主人の石井貞夫さんも、スローフード秦野の参加者です。石井さんは、東日本大震災のときに福島県の避難所で蕎麦を打って被災者を支援しました。ベルリンのメンバーは、その石井さんの指導で蕎麦を打ちます。もちろん、プロとアマチュアでは出来映えはまったく違いますが、その違いもまた楽しみのひとつです。蕎麦だけではなく、相模湾産の新鮮な魚のカルパッチョや貝やエビのバーベキューなどにも舌鼓をうてば、まさに食べ物は人と人をつなぎます。そして、オカリナやアコーディオンの演奏、ベルリンのメンバーによる合唱などなども涌き上がり、そこにはたんに<交流>という言葉では語れないひとときがありました。