スローフード国際会議 in モロッコ(2011.6.11)-③ 東北被災地取材DVDの上映

投稿日 2011年07月12日
カテゴリー スローフード運動について, 海外情報

会議2日めの昼食時。
SFすぎなみのバッテンさんが製作したDVDを上映しました。

20分間ほどの長さで、スローフード国際事務局長のパオロ・ディ・クローチェ氏が、
「会議で流すのはとてもムリだね。でもせっかくだからなんとか流したらいいと思う。時間が取れるとしたら昼食のときだね。それも、メインディッシュを終えて、デザートのタイミングくらいからだろうか」
と、細かくタイミングを図ってくれて、スタッフのシモーナさんと石田さんと下準備をして、昼食に臨んだのでした。

4月に採択された、和紙に書いた「スローフードジャパン東京宣言」を丸めて持ってきてありました。

それを壁に貼り、石田さんが、宣言文の内容についてイタリア語で説明しました。

DVDの上映が始まると、みんな真剣に見て下さいました。

高円寺で行った「被災地応援マルシェ」の様子、スローフード福島・須藤さんや遊佐さん、田島さんへのインタビュー、スローフード沖縄・奄美の田崎さんらの福島農家受け入れ説明会、スローフードベルリンのチャリティ夕食会、スローフード気仙沼・菅原さんに義捐金を届けたときの様子等々が収録されています。

上映終了後、スローフード・ベルリンのラルスさんに謝意を述べみんなの前で握手をすると、大きな拍手が起こりました。

ラルスさんは、
「ああいうイベントは初めてだったけど100人以上の人が熱心に参加してくれた。お役に立てたのはほんとうに嬉しいです。DVD一枚もらえませんか? ネットにアップしたいのです」
というので、手持ちの一枚を渡しました。

国際理事でスローフードドイツ副会長のウルスラさんが、
「彼らの活動を誇りに思います。ネットにアップして皆が観られるようにしたいのだけど、可能ですか?」と言われます。

音楽の部分が著作権に引っかかる可能性があることをバッテンさんから聞いていたのでそこをお伝えしました。

最後にカルロ・ペトリーニ会長に気仙沼・男山本店のお酒「蒼天伝」を、
「津波を生き抜いたお酒です。長生きのしるし、とも言えるかも知れません」と言って手渡すと、再び拍手が上がりました。

昼食はこうして散会。
メキシコのラウル・ヘルナンデスさんが、力強く握手をしてくれました。

ラルスさんたちベルリンのメンバーは、来年、来日する予定です。
その前に何人かで下見に訪れるかも、と言われてました。

今度は東京でお会いできるのが楽しみです。

コメント

コメント(1) “スローフード国際会議 in モロッコ(2011.6.11)-③ 東北被災地取材DVDの上映”

  1. batten

    この報告をご覧の方は、こちらの補足説明もご覧ください。

    http://www.slowfood-suginami.com/forum/etc/2011/07/2032/