全世界に紹介されたスローフードすぎなみTOKYOの活動

投稿日 2010年08月28日

スローフードの公式webサイト SlowFood.com(http://www.slowfood.com/)で、私たちの活動が写真入りで紹介されました。

Latest news
Japan – 19 Aug 2010
The Island in Action

The Tokyo-Suginami convivium has sprung into action to support farmers affected by the foot-and-mouth epidemic that has struck the Miyazaki prefecture of the country, Japan’s second largest growing region. The convivium joined forces with other organizations and groups of youth agriculture activists to organize the event, “Gotta do something, Miyazaki!” The occasion featured traditional dances,…

 

 

以下、日本語訳です。

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最新ニュース   日本-19 AUG 10

行動するアイランド

すぎなみTOKYOコンビビウムは、口蹄疫に襲われた宮崎県の農家をサポートする行動を起こした。宮崎は、日本で二番目に大きく発展する地域だ。すぎなみTOKYOコンビビウムは、他の団体や若い農業活動家のグループと力を合わせ、“何かしよう、宮崎”(直訳)というイベントを組織した。その催しでは、伝統的な踊りや宮崎の物産販売、基金集め、農家へ送るフォトメッセージの制作が行われた。寄付を含めた収益とメッセージは、すべて宮崎の農家に送られた。

その伝染病の最初の感染は4月に確認され、すぐに日本南部の県に拡大した。政府は4ヶ月にわたり、宮崎の農家に彼らの家畜28万頭以上を屠殺するよう命じた。それは、日本の畜産史上最大の間引きであり、2000年に口蹄疫が発生したときより100倍以上の規模だった。

「最初、メディアはその事態を見過ごし、問題が過小評価され、対策が遅れました」と、すぎなみTOKYOコンビビウムのリーダー佐々木俊弥は語る。「しかし、多くの家畜に感染が拡大し、そのニュースは全国紙のトップページを飾りました。消費者はパニックを起こしましたが、それ以上に影響を受けたのは、小規模な農家でした」

「7月の終わりには、事態はきちんとコントロールされましたが、農家にとっては、ほんとうの挑戦が始まったばかりです。現在、政府から多少の経済支援があるものの、生産を出発点からスタートさせ、消費者の信頼を回復するのは容易ではありません」

「5月に、私たちは打撃を受けた農家と連帯するため、コンビビウムのウェブサイトで、メッセージを発しました。しかし、事態がさらに悪化したとき、私たちは、もっと実際的な何かをしたい、もっと具体的な方法で彼らを助けたいと思いました。それで、私たちは、とりわけ彼らが直面している事態に注目してもらうだけではなく、彼らの再起を助けるための基金を集めるイベントを行いました」

For more information:
Slow Food Tokyo-Suginami Convivium (Japanese only)
www.slowfood-suginami.com
いっぽう、日本のもっと西では、テッラ・マードレ参加者と「同志社有機農業塾」の学生たちが、7月に収穫祭を行った。

「同志社有機農業塾」は、同志社大学と、2004年のテッラ・マードレ参加者で日本の有機農業のパイオニア長澤源一の協力により2008年に設立された。

京都近郊の絵画的な農村にあるその学校には、多くのフルタイムの従業員、農業をやりたい人、たんに農業についてもっと知りたい人や家庭菜園を始めたい人が集まった。すでに50人あまりの卒業生がおり、今年は30人を超える人が登録した。年々働き手の老齢化が進み就農者が減るなかで、すでに6人の卒業生が専業農家を始めている。

催しには、卒業生たちが育てたベスト野菜を選ぶ目隠しの試食や、さまざまな方法で焼いたり調理された学校菜園の新鮮野菜を囲む食事などが含まれた。主催者は卒業生と在校生の交流を図り、学習を促進させるためにこのイベントを行った。

この学校の多くの学生や教師が、今年の秋のテッラ・マードレ世界大会に参加する予定だ。

For more information:
Doushisha University’s School for Organic Agriculture

Annalisa Lombardo

当日の詳細は、こちらから→                            http://www.slowfood-suginami.com/forum/agri/2010/07/790/

↓    7月24日「口蹄疫 高円寺チャリティーイベント」の様子

親睦会 at 代官山・イータリー

投稿日 2010年08月19日

昨日(18日)、休会していたメンバーの復帰と新入会員を迎えて、親睦会が開かれました。場所は、渋谷・代官山の「イータリー」。「イータリー」の本店(イタリア・トリノ)は、スローフードイタリアが全面的にバックアップしています。また、会場となったオステリアのシェフ・深谷政宏さんは、私たちのメンバーです。

スローフードすぎなみTOKYOとスローフードジャパン東京・神奈川ブロックは、今後、「イータリー」との連携を深めてゆきます。

生物多様性関連

投稿日 2010年08月18日

害獣・害虫・悪玉菌はヒトの価値判断なのですが・・・

また引用です。

紀伊民報(和歌山)記事 2010年8月17日

野生動物呼ぶ廃棄果実 7カ月で1300匹超確認

 ミカンや野菜などの廃棄地が、野生動物の格好の餌場になっていることが、県果樹試験場(和歌山県有田川町)の調査で明らかになった。試験地には7カ月で延べ1328匹の野生動物が食べに来ており、95%がイノシシだった。試験場は「県内の農作物被害の半数はイノシシによるもの。獣害を減らすにはまず廃棄果実をなくすことが重要」と呼び掛けている。

 県内では毎年約3億円に上る鳥獣による農作物被害が報告されている。その大部分は果樹で発生しており、対策として柵の設置や捕獲などが行われているが、一向に減る気配がない。以前から廃棄果実がその一因と言われていたが、今回の調査でその実態が明らかになった。

 調査方法は、有田川町内にあるかんきつ類の栽培地周辺に、動物を自動感知するカメラを昨年3~9月に設置。撮影した画像を分析した。

 イノシシの出没は299回で延べ1268匹。うち成獣は846匹だった。果実の廃棄が続く3~6月に多く出没した。7月以降は減少したが、それでも3日に1回以上出没しており、廃棄場所を餌場として認識していると考えられるという。腐ってスープ状になった果実を執拗(しつよう)に食べ続ける姿も確認された。夜間の出没が多く、午後6時から10時が全体の6割以上を占めた。人の活動時間を避けるためとみている。

 一方、ニホンザルの出没は延べ56匹(13回)で、廃棄果実があっても出没しない時期があるなど偏りがみられた。新鮮な果実がない場合はほとんど出没しなかった。果実が大量にあっても執着して食べ続けなかった。出没は日中だが、人がいなくなる早朝や昼時、夕方に集中している。

 食物の廃棄地が野生動物の餌場になっていることについて法眼利幸研究員は「かんきつ以外の果実、野菜、生ごみも、捨てたら餌付けになる。たとえ腐っていても、動物にとってはごちそうだということを認識してほしい」と話している。

いかにいかにと前進せよ!

投稿日 2010年08月18日

いつもいつも転載で恐縮です。朝日新聞HPから。

自民党も民主党も告発ばかりで「いかに」に弱いなと思いつつ。

↓↓↓↓↓

Tシャツに「この愚か者めが」 自民グッズ、人気上々
2010年8月18日11時39分
話題になった自民党Tシャツ。谷垣氏の似顔をあしらった「まじめですから」と丸川氏の言葉を引用した「この愚か者めが」

自民党が参院選向けにつくった党のPRグッズが今も売れ続けている。父親の育児休暇を進めようと候補者らが手首にはめた「8819(パパ育休)」という数字入りのシリコンリング(300円)、丸川珠代参院議員が民主党の強行採決時に叫んだセリフ「この愚か者めが」をあしらったTシャツ(1500円)などだ。

 シリコンリングは党本部の売店などで7月末までに約4千個売れ、今月4千個を再入荷したという。折りたたみ式で、谷垣禎一総裁の似顔絵が入っているエコバッグ(500円)も5千個売れ、今月末に2千個を追加販売する予定。6月からこれらのインターネット通販を始めている。

 同党では、かつて小泉純一郎首相(総裁)の人形付き携帯電話ストラップなどが飛ぶように売れたが、後の政権時代に作られたのは安倍晋三首相の携帯ストラップなどわずか。小池百合子広報本部長は相次ぐ「商品開発」について「(野党転落で)『お金ないなら知恵を出せ』という話題づくりです」と話す。

 ただ、人気上昇中の小泉進次郎氏のグッズの開発は見合わせている。売れすぎると、「党や総裁PRという本来の目的」(党職員)がかすんでしまうというのも理由の一つのようだ。(星野典久)

スローフードベルリンからの便り

投稿日 2010年08月17日

数年前に、ドイツのベルリンで知り合った日本人女性がいました。スローフードベルリンのメンバー、河野章子さんです。河野さんは、ベルリン在住20年近くの料理研究家。去年7月、彼女がSFベルリンの仲間2人と日本へ来たとき、SFすぎなみは新宿でささやかな歓迎会を開きました。その河野さんから、便りが届きました。以下、抜粋です。

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先週末にベルリン郊外のコンビビウム、SFバルニム・オダーラント(Barnim-Oderland)http://www.slowfood.de/slow_food_vor_ort/barnim_oderland/(ベルリンから移ったローゼンハイムさんが代表)で、<農場のお祭り>がありました。ときどきやってくる激しい雨にもめげず、トラクターがパレードしたり、乗馬、絵画、コンサートなど色々な催し物で盛り上がりました。

場所を提供してくださった農場の持ち主は、ドイツでも有名なテレビの司会者ですが、そのご家族はとてもおおらかな性格の方々です。雨の中を裸足で駆け回り、参加者を元気づけたり、お客さんに振る舞ったり、とてんてこ舞いでした。まだまだ、自然のなかでは生きてゆけない私ですが、とても素晴らしい面を見させていただきました。できる限り応援したいです。

私も、自分のできる範囲のお手伝いをさせていただきました。子供たちと料理を作るスタンドを設け、私を含むコックはすべてボランティアで参加し、寄付された食材で料理を作り、できあがった料理は無料で訪問客にサービスしました。ささやかな寄付金も集め、総額は6万円ぐらいになりました。(今後、子供のための料理教室に使います)

お盆の最中で、仕事とは違う忙しい日々を過ごされているかと思いますが、お体にはご自愛を。また、再来年には、10人くらいのメンバーと日本へ行きますので、その時にはよろしくお願いいたします。    

                    

                  

                  

(左端が河野章子さん)→

写真を見ながら、<農家のお祭り>の雰囲気だけでも味わっていただければうれしいです。写真はこちらから→http://www.convivio.de/dorffest

内藤とうがらしを味わう  <スローフード江戸東京からのお知らせ>

投稿日 2010年08月17日

スローフード江戸東京は、8月28~29日新宿御苑で開かれるイベント<GTFグリーンチャレンジの集い2010>に参加します。SF江戸東京が進める<内藤とうがらしプロジェクト>をブース出展するほか、その内藤とうがらしを使った有名シェフの料理が味わえます。協力してくださるのは、中華の脇屋友嗣さん(Wakiya-笑美茶楼)、フレンチの坂井宏行さん(ラ・ロシェル)、イタリアンの落合努さん(ラ・ベットラ)、和食の田村隆さん(つきぢ田村)。これらのシェフの料理が一皿500円で試食できるのです。皆さんお誘い合わせの上おいでください。

日時:8月28日(日)・29日(日)am10:00~pm5:00
場所:新宿御苑イギリス式庭園
料金:新宿御苑の入場料(200円)+(試食)一皿500円

スローフード江戸東京の<内藤とうがらしプロジェクト>http://www.togarashinet.oishiimizu-taishikan.net/

内藤とうがらしが味わえるお店:その2

投稿日 2010年08月09日

原です。

内藤とうがらし栽培の説明会をやった四谷ひろばの近くに今年オープンしたばかりのカフェがありまして、たまたま通りかかって店先で栽培していることを見つけ、お茶をしました。

以前、ご紹介した曙橋のカフェ:バックアーリーカフェ同様、熟したら内藤とうがらしを使った料理をだすそうです。

ほとりカフェ: 東京都新宿区四谷4丁目13 清水ビル102  TEL:03-3356-8814

お店のブログで「内藤とうがらし日誌」を載せていますので、一度見てみてください。

http://www.hotoricafe.com/

お店の外観です。中央下に見える茶色のポッドが内藤とうがらし。

6月の写真なので、まだ青いですがブログの日誌には色づいたものが載っています。

愛煙家には申し訳ありませんが、全面禁煙の快適な店です。内藤とうがらしは四谷広場近隣の飲食店にも広がりを見せていて、経営者の方も意識しておられますので、収穫の時期にはぜひ何かコラボレーションができたらいいなと思っております。