スローフード立川ツアー 4月24日(土)

投稿日 2010年03月04日

この度、スローフードすぎなみTOKYO・東京ウェッサイ共催「スローフード立川ツアー」
を企画いたしました。

立川は、近年駅前の再開発が進み、中央線新宿以西で乗降客数が吉祥寺、八王子
を抜いてトップとなってます。立川駅周辺の商業化が進む一方、立川市北部の砂川
地区は農業が盛んで、若くて元気な農家さんがたくさんいらっしゃいます。
このツアーを通して消費地と生産地の二つの顔を持つ立川の魅力を体感して頂け
たらと思います。

尚、午前中に集合、解散が午後7時半頃と長時間になってしまうので前後半二部制
といたしました。可能な範囲で皆さまにご参加いただけたらと思います。
 

日  時 4月24日土曜日

内  容 
 前 半 11時JR立川駅集合

       多摩都市モノレールで移動

     スマイル農園 http://smilenouen.web.fc2.com/index.html
                          フードマイレージゼロを目指す農園主豊泉裕さんのご案内で
             農園見学・収穫体験・調理講習をし、昼食。

     食べ残し持ち帰り隊インタビュー
             結婚式場における宴会料理の食べ残しの現状や対策などを
             支配人にインタビュー。
 

       前半終了(16時頃)立川バスで移動(前半のみの方は同バスで立川駅へ)
 

 後 半 高松町シネマ通り 東京ウェッサイがシャッター商店街の再活用を目指し
                                                     活動する現場を見学。

       立川駅から南武線で西国立駅へ移動

     ビール工場ファクトリーカミカゼ http://r.gnavi.co.jp/e648800/
             立川の地ビールを、ビールの醸造タンクを眺めながら満喫。
             (2時間飲み放題・食事付き)

     現地解散(19時半頃)

 
参加費 スローフード会員 6800円(交通費別)(前半のみ参加の場合3000円)
     一般参加者    7500円(交通費別)(前半のみ参加の場合3500円)
     (交通費は公共交通機関を使い510円、前半のみだと380円の予定です。)

定  員 20名程度

参加申込 メールでお願いします。前半のみご参加の方はその旨お書き添え下さい。
       申込アドレス XLK03572@nifty.ne.jp
 
  ※不確定な箇所がありますので、変更が出た場合はご了承下さい。

スローフードすぎなみTOKYO http://slowfood.smile.tc/
東京ウェッサイ(東京の西側から街をハッピーにしたいと活動する団体。
          FMたちかわで金曜日19時から自主制作番組放送中。)
          http://www.tokyowestside.jp/

カルロ・ペトリーニ会長インタビュー     (グリーンTVジャパン)

投稿日 2010年03月04日

スローフード~持続可能な食文化
http://www.japangreen.tv/life/#/000651

皆さんは、「スローフード」という言葉をご存知ですか?
現代、とりわけ先進国では、ファーストフードの拡大による「食の画一化」が進み、大量生産、大量流通、さらに食品添加物や遺伝子組換え食品など、従来の食文化とは全く異なる波が押し寄せています。これは、せわしない現代社会を象徴するような傾向です。

しかし、こうした食文化に危機感や不安を感じる人が近年増加してきました。そうした背景のもとイタリアで立ち上がったのが「スローフード運動」です。これは、’バラエティ豊かな地域の食を再発見し、これを愉しみながら、人が豊かに、そして平和に生きていくうえで欠かすことのできない「食の喜び」を取り戻そうという運動です。’日本でも最近少しずつ浸透し始めたこの概念は、もともと多様な風土にそれぞれの食生活、嗜好、気候に適した豊富な食材、調理法を有する日本の食文化に繋がるものがあると思います。

今回グリーンTVは、スローフード協会創設者であり現会長でもあるカルロ・ペトリーニ氏に取材をさせて頂きました。ペトリーニ氏は1949年にイタリアで生まれ、89年に北イタリアの小さな町ブラで現在のスローフード国際協会を設立しました。それ以後、世界初の食科学大学の創設や「テッラ・マードレ(世界生産者会議)」などで活動を続けています。

本インタビューでは、ペトリーニ会長より「食と生物多様性の関係」や「食生活の持続可能性と地域の重要性」、さらに日本の消費者へのメッセージを頂きました。

日本では、スーパーに食物が並んでいるのが当たり前で世界中の食物が簡単に手にはいります。しかし、世界を見てみると飢餓に苦しみ、その日の食べ物のを手にれるのに必死になっている人々がたくさんいるのです。世界人口を養えるだけの食糧が生産されているにも関わらず、こうした現状がある原因は、食料の偏りと先進国による多量な食べ物の廃棄にあります。とりわけ日本では年間1900万トンの食料が廃棄されており、そのうちの500万トン~900万トンが、まだ食べられる状態で廃棄されています。このような現状を皆さんはどう思われますか? 

「スローフード」の概念は、こうした食の乱れを見直し、日本の本来の食文化を再認識することで、豊かな食文化を取り戻すだけでなく世界の食の問題を解決していく糸口に繋がっていくのではないでしょうか?
執筆:Green TV大瀧

 『スローフードの奇跡』(カルロ・ペトリーニ著、石田雅芳訳)
http://ameblo.jp/toshi-shun/entry-10371121022.html